三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択必修
教育コース選択必修:水圏P指定科目
授業科目名 浅海増殖学実習
せんかいぞうしょくがくじっしゅう
Laboratory practice in shallow sea aquaculture
単位数 1 単位
ナンバリングコード
BIOR-Mari-2534-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

8月下旬~9月上旬に附属水産実験所において3日間実施予定
挿核したアコヤガイからの珠出し (12月中~下旬予定@本学生物第2実験室) にも参加のこと

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 附帯施設水産実験所(鳥羽市)・生物資源学部校舎生物第2実験室、顕微鏡実験室

担当教員 筒井 直昭(生物資源学部・海洋生物資源学科)

TSUTSUI Naoaki

実務経験のある教員 筒井直昭:国立研究開発法人国際農林水産業研究センターで携わっていた水圏生物の増養殖に関連する業務内容も基に講義する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 真珠産業が盛んな鳥羽市にある附帯施設水産実験所において、真珠形成のメカニズムを生物学的および生理学的見地から理解するため、アコヤ貝に真珠挿核手術を施し、実際に真珠を形成させる。
また、伊勢湾の主要な資源である甲殻類の生産を生理学的見地から理解するため、クルマエビの行動観察や解剖を行う。
学修の目的 真珠養殖に必要な知識と技術を習得することを通じて、二枚貝類の増養殖に関する理解を深める。真珠の品質や利用加工に関連する知識を習得する。
甲殻類の生産に必要な技術について学ぶ。
学修の到達目標 真珠の生産が、貝類のどのような特徴を生かして行われているかを理解することができる。
真珠の生産量や品質に関わる様々な要因を把握することによって、三重県や日本の高品質な真珠の生産をいかに持続的に行っていくことができるかについて考えることができるようになる。
日本で考え出され、世界に広まったクルマエビ類の種苗生産技術を理解することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 取組態度50%、レポ-ト50%。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
実地体験型PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 受講学生を真珠挿核実習班と餌料生物観察実習班との2班に分け、午前と午後に実習内容を交互に入れ替えて取り組ませることで効率的な実施に努める。
教科書
参考書 真珠の科学(和田浩爾、真珠新聞社)
真珠研究の今を伝える(渡部終五・永井清仁・前山薫、恒星社厚生閣)
真珠研究の最前線(淡路雅彦・古丸明・舩原大輔、恒星社厚生閣)
オフィスアワー 筒井: 火曜日12:00~13:00 (627室)
受講要件 フィールドでの作業には危険が伴うので、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること。
予め履修が望ましい科目 栽培漁業学(E)
発展科目 水産飼餌料学
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
環境教育に関連した科目
*インターンシップ要素を含む科目(2019年入学生から適用)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード アコヤ貝、真珠、増養殖、種苗生産
Key Word(s) Pearl oyster, Pearl, Aquaculture, Seed production
学修内容 本実習は夏期(8月頃)と冬期(12月頃)に分かれる。

8月(附帯施設水産実験所)
1.実習ガイダンスと班分け
2.甲殻類の体制と内部形態
3.クルマエビの摂餌行動の観察
4.クルマエビの解剖
5.二枚貝の体制
6.貝殻形成と真珠形成の機構
7.アコヤガイの外部形態の観察
8.アコヤガイの解剖と内部形態の観察
9.真珠挿核手術
10.真珠養殖の歴史
11.アコヤガイの種苗生産
12.真珠の品質評価法
13.真珠の加工とジュエリーデザイン

12月(生物資源学部校舎生物実験室)
14.真珠の浜揚げ
15.取り出した真珠の評価
事前・事後学修の内容 実習準備と実習内容の学習効果向上のため、必要に応じて以下の内容に関する和文や英文の関連論文を配布し、課題を課す。
1.二枚貝の内部構造と真珠形成機構
2.真珠挿核の実際
3.真珠の加工と品質
4.真珠養殖の歴史
事前学修の時間:    事後学修の時間:

Copyright (c) Mie University