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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アメリカ文学演習J
あめりかぶんがくえんしゅうJ
Seminar in American Literature J
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2140-017
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田畠 健太郎

TABATA, Kentaro

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 20世紀初頭の女性アフリカ系作家であるゾラ・ニール・ハーストンの『彼らの目は神を見ていた』の後半(第10章~最後)部分を英語原文で読み通し、物語的、文学的、社会的、歴史的な問題点を探り、クラスで議論する。
学修の目的 20世紀の女性アフリカ系アメリカ文学の嚆矢であるゾラ・ニール・ハーストン(Zora Neale Hurston)の『彼らの目は神を見ていた』(Their Eyes Were Watching God)を英語原文で読む。20世紀のアフリカ系アメリカ文学を代表する作品を原文で丁寧に読むことで、語学的には、正確な英文読解力をつけるとともに独特なアフリカ系英語に慣れ親しむと同時に、知識的には、アフリカ系やマイノリティによるアメリカ文学の特徴や意義、問題点を理解し、説明できるようになる。
学修の到達目標 20世紀の女性アフリカ系アメリカ文学の嚆矢であるゾラ・ニール・ハーストン(Zora Neale Hurston)の『彼らの目は神を見ていた』(Their Eyes Were Watching God)を英語原文で読む。20世紀のアフリカ系アメリカ文学を代表する作品を原文で丁寧に読むことで、語学的には、正確な英文読解力をつけるとともに独特なアフリカ系英語に慣れ親しむと同時に、知識的には、アフリカ系やマイノリティによるアメリカ文学の特徴や意義、問題点を理解し、説明できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レスポンスペーパー30%、プレゼンテーション30%、期末ペーパー40%
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫
教科書 Zora Neale Hurston, Their Eyes Were Watching God (1937), Harper Perennial, 2006.
その他はハンドアウトを配布
参考書 ゾラ・ニール・ハーストン『彼らの目は神を見ていた』松本昇訳、新宿書房、1995年。
その他はハンドアウトなどを配布。
オフィスアワー 金曜5-6限
受講要件
予め履修が望ましい科目 アメリカ文学演習I、ただし、後期のアメリカ文学演習Jからの参加も可能(その場合は、翻訳などで前半部をあらかじめ読んでおくと問題なく履修可能。翻訳は手に入りにくいが。)
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9347
キーワード アメリカ文学、黒人文学、ゾラ・ニール・ハーストン
Key Word(s) American Literature, African American Literature, Zora Neal Hurston
学修内容 授業計画
第1回:イントロダクション:20世紀のアフリカ系アメリカ文学概観・基礎知識の共有、本小説前半部のあらすじ
第2回:第10章の購読:英語の読み方について(辞書の引き方、アフリカ系米英語の口語や方言の調べ方など)
第3回:第11章の購読(1):文学の読み方について(物語論的基礎知識など)
第4回:第11章の購読(2):アメリカ文学の問題の所在について(ノベルvsロマンスなど)
第5回:第12章の購読:20世紀初頭のアフリカ系米文学の問題の所在について(ハーレム・ルネッサンスなど)
第6回:第13章の購読(1):20世紀女性アフリカ系文学について(アリス・ウォーカーなど)
第7回:第13章の購読(2):ハーストンの生涯について
第8回:第14章と第15章の購読:アフリカ系文化について(フォークロアなど)
第9回:第16章の購読:文学と人種・階級・ジェンダーの諸問題について
第10回:第17章の購読:アメリカ南部(フロリダ)と人種差別について
第11回:第18章の購読(1):ジェンダーの諸問題について(「女性」性や「男性」性について)
第12回:第18章の購読(2):ジェンダーの諸問題について(家庭や人種におけるジェンダー)
第13回:第19章の購読(1):文学と感情の関係について
第14回:第19章の購読(2):本作品における感情の位置について
第15回:第19章の残りと第20章の購読:授業まとめ(20世紀のアフリカ系米文学概観)
事前・事後学修の内容 毎回読むべき文章を予習として読んでくること。個々の話の間のつながりや全体との関係も考えるために、復習することで学習内容を次回の授業に活かすこと。
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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