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開講年度 | 2021 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
共生環境学科・地球環境システム学教育コース 学部(学士課程) : 4年次 |
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選択・必修 | 選択 選択推奨科目:地球環境学教育コース学生 |
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授業科目名 | 大気海洋循環学 | |
たいきかいようじゅんかんがく | ||
Atmospheric and oceanic circulations | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envi-3141-009
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期集中 9月を予定 |
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開講時間 |
別途指示する. |
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授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 別途指示する. | |
担当教員 | ◯西井 和晃(共生環境学科), 立花 義裕(共生環境学科), 万田 敦昌(共生環境学科) | |
○NISHII, Kazuaki, TACHIBANA, Yoshihiro, MANDA, Atsuchi | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 地球規模の大気の流れ(循環)の実態を把握し,それらがなぜ存在しているのかについて数式に基づいて理解する.この循環は,大気の気温や風の分布や変動を決定づけるため,地球生態システムにとって極めて重要である.またこの授業で学ぶ内容は海洋の流れにも適用されるものである.本講義は受講生が「ローカル気象学」、「グローバル気象学」、「大気海洋科学」」で学習した内容を理解していることを前提とする. |
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学修の目的 | 中高緯度の大気循環を支配する準地衡風方程式系,および,熱帯大気の支配するベータ平面近似方程式系を学び,観測される大気の流れの背後にある物理法則について理解することを目的とする. |
学修の到達目標 | 大気と海洋の循環を理解するために,大気と海洋の流れを支配する方程式系を学ぶ.そして,大気と海洋の循環の駆動源と,それによる角運動量と熱の輸送について数式に基づき理解することを目標とする. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 小テスト50%, レポート50% 計100%. (合計が60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 気象庁季節予報研修テキスト第25巻(平成24年度)第5章:「季節予報に関わる現象のメカニズムを理解するための力学的な基礎知識」 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/kisetutext/kisetutext.html |
参考書 | An introduction to dynamic meteorology. 5th ed, James R. Holton, Gregory J. Hakim, Waltham, Mass. ; Oxford : Elsevier Academic Press, c2013, ISBN: 9780123848666 [0123848660] Atmospheric and oceanic fluid dynamics : fundamentals and large-scale circulation Geoffrey K. Vallis.Cambridge : Cambridge University Press, 2006, ISBN: 9780521849692 [0521849691] |
オフィスアワー | 事前に連絡すること(西井:nishii@bio) |
受講要件 | 「ローカル気象学」,「グローバル気象学」,「大気海洋科学」が履修済みであることを前提として講義を行う. |
予め履修が望ましい科目 | 「ローカル気象学,」「グローバル気象学」,「大気海洋科学」 |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 準地衡風方程式,ベータ面近似,渦位方程式,波活動度,赤道波 |
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Key Word(s) | quasi-geostrophic equations, beta-plane approximation, potential vorticity equation, wave activity, equatorial waves |
学修内容 | 1. 準地衡風近似による北半球中・高緯度大気の大規模な現象の理解 2. 準地衡風近似 3. 準地衡風渦位 4. 上昇・下降流による地衡風の変化 5. 対数気圧(logP)座標での準地衡風渦位方程式 6. ロスビー波の分散関係 7. 定常ロスビー波の鉛直構造 8. ロスビー波束の群速度 9. 擾乱の基本場への影響と波の活動度フラックス 10. 順圧ロスビー波の伝播 11. 赤道β平面近似と浅水方程式 12. 赤道ロスビー波と赤道ケルビン波 13. 定常加熱に対する松野-ギル応答 14. 現実大気の赤道波 15. 熱帯の熱源に対する直接的な応答 |
事前・事後学修の内容 | 予習:教科書をあらかじめ読んでおく.(集中講義なので事前に合計で30時間程度を目安とする) 復習:教科書を読み直すとともに教科書中の数式の導出を自分で行う.(集中講義なので事後に合計で30時間程度を目安とする) |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |