三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 日本文学B
にほんぶんがくびー
Japanese Literature B
授業テーマ くずし字と書誌学
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-JLIT1112-001
開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 金曜日 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 吉丸 雄哉(人文学部)

YOSHIMARU, Katsuya

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 くずし字の影印(写真で撮ったもの)をテキストに江戸時代の文学を知る。文学ジャンルの特性、作家の素性、作品の特徴を知るだけでなく、くずし字の習得を目的とする。また、和本(日本の伝統的な書籍)について、書誌調査を行いその特性を学ぶ。くずし字は一見難しいが意外と簡単に読めるようになるものである。
学修の目的 1、くずし字の習得。2、近世文学史を覚える。3、日本の古典籍に関する基礎知識を得る。4、日本古典籍に関して基礎的な調査能力を身につける。
学修の到達目標 1、仮名までのくずし字が読めるようになる。2、日本古典籍の調査能力を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 成績は毎回の授業の課題の提出とその内容で判定する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 日々、日本古典籍に関心をもち、不断の収集に努めている。
教科書 テキストはプリントを配布。書誌学の教科書として堀川貴司『書誌学入門』(勉誠出版)を購入のこと。くずし字の辞書として児玉幸多編『くずし字用例辞典 普及版』を購入すること(同等のものを持っている人はそれでも可)。
参考書 『日本書誌学を学ぶ人のために』(世界思想社、1998)、白戸満喜子『紙が語る幕末出版史』(文学通信、2018)、白戸満喜子『書誌学入門ノベル! 書医あづさの手控〈クロニクル〉』(文学通信、2020)
オフィスアワー 火曜日の昼休み。長時間の相談が必要な場合はメールで事前予約のこと。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 書誌学ならびにくずし字の知識は日本古典文学研究の基礎であり、日本古典文学研究を将来専攻するつもりの者にとってこの種の授業は受講しておいたほうがよい。
将来的に司書や学芸員の資格を取得する者にも強く履修を勧める。また書道の草書に興味がある者にも向いている。
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9338
キーワード 日本書誌学,くずし字,日本近世文学
Key Word(s) Bibliography, The cursive style of Japanese calligraphy, Japanese early modern literature
学修内容 第一回が概説である。二回目以降、作品解説ののち、ある作品の影印を見て、くずし字と江戸時代文芸の特徴を学習していく。
授業内容はくずし字読解と書誌学。現在流通している『今昔物語集』とは異なる井沢長秀編の『今昔物語集』を読む。
書誌調査ではデータベースで影印を確認するほか、実際に和本を手に取って学ぶ。
1、概説 テクストの源流を求めて
2、浮世絵「初代歌川豊国画の沢村宗十郎」の式亭三馬賛
3、『今昔物語集』27の7「在原業平中将の女、鬼に喰はるる事」その1
4、『今昔物語集』27の7「在原業平中将の女、鬼に喰はるる事」その2
5、『今昔物語集』27の7「在原業平中将の女、鬼に喰はるる事」その3
6、『今昔物語集』27の7「在原業平中将の女、鬼に喰はるる事」その4
7、『今昔物語集』27の7「在原業平中将の女、鬼に喰はるる事」その5
8、『今昔物語集』27の7「在原業平中将の女、鬼に喰はるる事」その6
9、『今昔物語集』27の7「在原業平中将の女、鬼に喰はるる事」その7
10、『今昔物語集』28の42「兵者我が影を見て怖れる事」その1 / 書誌学入門1 紙の色々、巻子本・折本
11、『今昔物語集』28の42「兵者我が影を見て怖れる事」その2 / 書誌学入門2 粘葉装・列帖装
12、『今昔物語集』28の42「兵者我が影を見て怖れる事」その3 / 書誌学入門3 線装本(古活字本・整版本)
13、くずし字総まとめ / 書誌学入門4 書誌調査のやり方1
14、書誌学入門5 書誌調査のやり方2
15、書誌学入門5 書誌調査のやり方3
事前・事後学修の内容 授業で扱っている影印のくずし字をあらかじめ調べてきてもらうことがある。また、Kulaというくずし字独習アプリをつかって、勉強してもらうことがある。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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