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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教育学部・教職に関する科目
科目名 高校の教科教育法
こうこうのきょうかきょういくほう
Teaching Method of Subjects at High School
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 3年次, 4年次
-71 期生
卒業要件の種別 選択
授業科目名 公民科教育法
こうみんかきょういくほう
Method of Citizenship Education
単位数 ④ 単位
ナンバリングコード
educ-comn-SOSC1123-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間 火曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 水野 悟(三重県立高校教員)

MIZUNO, Satoru

実務経験のある教員 高校の社会科を37年間担当 【講義内容との関連性】公民科教育で使用できる様々な教育技術と留意点を指導する。また、高校の現場での授業を見学し、教師としての心構えとスキルを身につける。そのうえで模擬授業を行う。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 公民科の内容および評価について解説する。様々な教育技術を学び、それらを工夫し実際に行ってみる。
各分野の背景となる学問領域との関係を理解しながら授業づくりを考える。学習指導案を作成し、模擬授業を行う。模擬授業を振り返り、全員で改善案について検討する。
学修の目的 ・公民科の教科目標、カリキュラムが理解できる。さらに公民科の学習指導案が適切に書け、すぐれた授業ができるようになる。
学修の到達目標 (1) 政治上の諸課題に取り組むことを通して、子どもたちの成長・発達に寄与できる教育を考えることができる。
(2) 公民科(社会科)教育について、その定義、スキル、議論を行い、教育的価値の探究・実現を図ることができる。
(3)自らの考えや教育的価値観を踏まえ、社会科教育を適切にかつ、効果的に行うために実践方法を学ぶ。 
具体的には、教師となった現場で適切な教案を作成し、児童生徒に主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業が実施できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出席(原則として、遅刻を含まず、講義回数の三分の二以上の出席がなければ、試験の受験資格を認めない)。  授業への参加度10%、ふりかえりレポート40%、定期試験50%。 評価内容は、具体的論理的な議論・文章を作成できたか、批判的な見解を科学的論理的な根拠に基づいて行っているか、新たな論理を展開しているか、などで行う。
授業の方法 講義 演習 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
インターンシップ

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義形式だけでなく,対話・グループディスカッションを行う。また,それを全体に環流し再討議・総括へと結びつける。また,「振り返りシート」を次回の講義に活かす。
教科書 「中等社会科100テーマ-〈地理総合・歴史総合・公共〉授業づくりの手引き-」三恵社
参考書 全国民主主義教育研究会編『「公共」の授業をどう組み立てるか?』清水書院
文部科学省『高等学校学習指導要領解説-公民編平成30年7月』
オフィスアワー 【連絡窓口】三重大学教育学部社会科教育講座
受講要件 教育学部は、3年次に社会科教育法IaかⅠb、及びIIaかⅡbを履修している者。
予め履修が望ましい科目 経済学概論、社会学原論、政治学概論、法学概論
発展科目
その他 教育学部は、71期から(3年生から)受講可能。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 高校公民科教育の理論と実践
Key Word(s) Theory and Plactices of High School Civics
学修内容 前期
第1回 公民の概念
第2回 公民科教育の目標
第3回 公民教育の歴史(戦前)
第4回 公民教育の歴史(戦後)
第5回 高校公民科の成立と推移
第6回 公民科の諸科目と内容構成
第7回 公民教育の現代的課題
第8回 公民科の内容(社会関係)
第9回 公民科の内容(倫理関係)
第10回 公民科の内容(政治教育関係)
第11回 公民教育の内容(法教育関係)
第12回 公民科の内容(経済教育関係)
第13回 公民科の内容(租税・財政教育関係)
第14回 公民教育の内容(国際政治関係)
第15回 公民教育の内容(国際経済関係)
定期試験
後期 
第 1回 模擬選挙の実際
第 2回 Debateの実際
第 3回 グループ学習(学びの共同体)の実際
第 4回 ワークショップ(Presentation)の実際①
第 5回 ワークショップ(Presentation)の実際②
第 6回 教科書の検討
第 7回 学習指導案の検討①
第 8回 学習指導案の検討②
第 9回 シラバス作成と工夫
第10回 学習指導案の単元設定と内容作成1
第11回 学習指導案の単元設定と内容作成2
第12回 模擬授業1、ふりかえり
第13回 模擬授業2、ふりかえり
第14回 模擬授業3、ふりかえり
第15回 模擬授業4、ふりかえり
2月 後期定期試験
事前・事後学修の内容 【一括】日々、様々な新聞の記事に目を通し、社会・政治・経済関係だけでなく教材として使えそうな記事を
切り抜いてスクラップしておく。また、それらに対して批判的な視点で自らの観点を構築しておく。
【各回】将来、授業者として何を教えたいのか、どのような教育や授業方法が適切なのかを考えて受講する。
また「ふりかえりシート」等に、批判的発展的な内容を書き込みながら授業当事者としての資質を育成する。
事前学修の時間:45分/回    事後学修の時間:45分/回

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