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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アジア・オセアニアの民族と文化B
あじあ・おせあにあのみんぞくとぶんかびー
Ethnology of Asia and Oceania B
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2120-043
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 深田淳太郎

Juntaro FUKADA

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  就職活動のESでは「あなたはどういう人間か?」ということを書き、企業にアピールすることが求められる。そのときに皆さんはきっと、意外と自分で自分のことを知らないと感じるだろう。しかし、この「自分の中に自分でも知らない部分がある」というような「人間の在り方」は必ずしも普遍的なものではない。
 「自分探し」という考え方自体が極めて現代的な現象だということはよく言われるが、さらに世界中のさまざまな社会を見てみれば、人間や「自分」について極めて多様な考え方があることが分かるだろう。その中で私たちが持っている「人間」についての考え方は、実は特殊なものであるということを知り、同時に多様な人間についての考え方があることを学んでもらいたい。
学修の目的 アジア・オセアニア地域には実に多様な形で人間の生が営まれている。これは多様な人間が存在しているとだけではなく、同時に多様な「人間観」が存在しているということでもある。本講義では、様々な地域における多様な人間観について知り、その上で私たち自身が持っている人間観について考えてみたい。
学修の到達目標 ・アジア・オセアニア地域を含む世界には、多様な「人間」と「人間観」が存在していること理解できる。
・その上で自分自身がどのような「人間」観を持っているのかについて考えることができ、そのような「人間」のあり方を相対化することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末および中間試験(またはレポート)70‐80%
コメントシート20‐30%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業方法についてあるいは内容についての質問、要望はコメントシートに書くか、授業後に直接言いに来て下さい。なるべく対応していきたいと思います。
教科書 特定の教科書は用いません。
参考文献は授業中に紹介します。
参考書
オフィスアワー ・メールでアポイントを取ってください
・Zoomでも対応可です。
受講要件
予め履修が望ましい科目 教養の文化人類学、文化人類学概論
発展科目 アジア・オセアニアの民族と文化A
アジア・オセアニアの社会A、B←特にBは合わせて受講すると人間とお金のつながりがよく理解できるはず
アメリカの民族と文化A、B
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9384
キーワード 人格、自我、自己決定と自己責任、
Key Word(s) personality, self, determination and responsibility
学修内容 授業方法も現時点(1月に執筆しています)では確定していないので、以下の予定はとりあえずのものである。それほど大きくは変わらないが、いずれにしても受講生の様子を見ながら内容は柔軟に変更することがある。

1.イントロダクション
2.「主体としての人間」の起源Ⅰ:役割社会から
3.「主体としての人間」の起源Ⅱ:M・モースとL・デュモン
4.近世ヨーロッパにおける「世俗内個人」の誕生:啓蒙主義と宗教改革
5.近現代日本における「本当のわたし」Ⅰ
6.近現代日本における「本当のわたし」Ⅱ
7.内面の「意志」の不在Ⅰ:禁忌と天罰
8.内面の「意志」の不在Ⅱ:フィリピン、イロンゴッド族における感情の在り様
9・関係としての人間:ニューカレドニア、カナク人社会における人間
10.人間の境界:パプアニューギニア、アンガティーヤ社会における責任の分配
11.個人主義と関係論的人間のあいだⅠ:パプアニューギニア、トーライ社会における貝貨と人間(前)
12.個人主義と関係論的人間のあいだⅠ:パプアニューギニア、トーライ社会における貝貨と人間(後)
13.ロボットの人格、動物の人格Ⅰ
14.ロボットの人格、動物の人格Ⅱ
15.全体のまとめ
事前・事後学修の内容 講義内で参考文献や映像資料などを指示するので、復習・予習として可能な限り読む(視聴する)こと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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