シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2021 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
|
授業科目名 | 国際理解特殊講義 | |
こくさいりかいとくしゅこうぎ | ||
Lecture Course in International Understanding | ||
授業テーマ | 国際協力入門 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | libr-comp-ILEC1211-009
|
|
開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
後期 |
|
開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
|
授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 奥田 久春(教養教育院) | |
OKUDA, Hisaharu | ||
実務経験のある教員 | 青年海外協力隊(ジンバブエ)、国際協力事業団(JICA)短期専門家(インドネシアHEDSプロジェクト)、国際協力機構(JICA)企画調査員(サモア)の経験から、国際協力の理論と実践とを論じていく。 また、ゲストスピーカーとして認定NPO法人テラルネッサンス、国際協力機構(JICA)にて国際協力の現場にて実務を担当している方をお招きする。 |
|
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 社会や経済、科学技術の発展著しい今日の国際社会において、なおも経済格差、教育、貧困、紛争、環境や自然災害、感染症など多くの課題がある。最近では地球規模の課題として認識されるようになってきており(MDGsやSDGs)、日本も先進国の一員として独自に、また国際機関や他ドナー、NGOなど様々なアクターとともに国際協力を展開している。本授業では、開発援助・協力の基礎理論、理念や組織、制度などの歴史的な変遷と現在の潮流、SDGsの理念と内容を学んでから、まず基礎教育・高等教育といった教育分野、環境保全、平和構築、貧困やジェンダーなどのテーマ別の課題をアフリカやアジアの現状も取り上げあげて学ぶ。次にNGOやODA、JICAにおける様々な事業別の取り組みなど、どのような実践が行われているのかを学ぶ。このように基本的な知識だけでなく、それらをどのように考えればいいのかについて学ぶのが本授業の特徴である。特にSDGsを深く理解することが求められ、SDGsを踏まえた新たな国際協力の可能性について考えていけるようにする。本授業では講義に加え、国際協力の現場に様々な立場で関わるJICA職員の方やNGOの方、本学教員をゲストスピーカーとしてお招きし、理論と実践について考えていくとともに自身のキャリア形成への気づきを得るようにする。またグループ・ディスカッションを通して国際協力手法も学ぶようにしている。授業全体を通して、従来の先進国と開発途上国という枠組みを超えたグローバルな視野を得ることを最終目的とする。 |
---|---|
学修の目的 | ・開発援助・協力の変遷とSDGsの意味について深く理解する。 ・教育分野、環境、平和構築といった様々なグローバルイシューと途上国の開発課題について基本的な知識を得る。 ・日本および国際社会の様々なアクター(政府、市民社会、民間企業、国際機関、NGO等)による国際協力の取り組みを事業別にて理解する。 ・国際協力の最前線で取り組む実務者による体験談を通して、国際協力や国際ボランティアに取り組むためのきっかけを得る。 ・開発の諸問題を踏まえつつ、国際協力の取り組みについて自ら考える思考力を高める。 |
学修の到達目標 | ・開発援助・協力の変遷とSDGsの意味について理解した内容を議論に活用できる。 ・教育分野、環境、平和構築等のグローバルイシューと途上国の開発課題について現状と課題について基本的な知識を整理して、理解し、説明することができる。 ・日本および国際社会の様々なアクター(政府、市民社会、民間企業、国際機関、NGO等)による国際協力の取り組みを事業別に整理して、理解し、説明することができる。 ・国際協力をめぐるイシューについて、自分自身の意見を持ち、グローバル社会の一員としての見識と行動力を持つことができる。 開発の諸問題を踏まえつつ、国際協力の取り組みについて自ら考えたことを示すことができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 最終レポート20%、毎回の振り返りシート60%、中間レポート・グループディスカッション・授業での発言等参加姿勢20% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
問題提示型PBL(事例シナリオ活用含) グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 キャリア教育の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 一方的な講義スタイルにせず、学生同士のディスカッションの機会も複数回設け、また質疑応答など学生との対話を重視した授業を進めていきます。 |
教科書 | 授業中に適宜プリントを配布する。オンラインの場合はMoodleに掲載する。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
オフィスアワー | 月~金 11:00~17:00 場所:教養教育1号館 212 但し授業時間帯、会議等など不在のこともあるため、事前の連絡が望ましい オンラインの場合はZOOMも活用する。 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 特になし |
発展科目 | 特になし |
その他 | 国際協力に興味・関心があり、将来そうした業務に就いてみたい、或いは身近な国際協力に関わってみたいという学生の積極的、主体的、能動的な学習を期待しています。 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | SDGs、国際協力、ODA、NGO、開発途上国、地球規模課題 |
---|---|
Key Word(s) | SDGs, International Cooperation, ODA, NGO, Developing Countries, Global Issues |
学修内容 | 1. ガイダンス:国際協力とは、SDGsの基本 2. 近代化と開発援助(協力)の変遷、開発の諸問題 3. 日本の国際協力(日本の開発経験) 4. グローバルイシューにおける国際協力(教育)① 5. グローバルイシューにおける国際協力(教育)② 6. グローバルイシューにおける国際協力(環境保全と大学の取り組み) 7. グローバルイシューにおける国際協力(平和構築とNGOによる取り組み) 8. SDGsの理念と内容(貧困とジェンダー含む) 9. 国際協力の仕事とキャリア形成 (JICA職員による体験談) 10. 中間グループディスカッション(国際協力模擬プロジェクトを作る) 11. 国際機関、様々なドナーによる開発援助と援助協調 12. JICAの取り組み(草の根技術協力、民間連携など) 13. JICAの取り組み(地域別の取り組み) 14. JICAの取り組み(自治体との連携・研修事業など) 15. グループ・ディスカッション JICA職員、大学教員等さまざまな立場で国際協力に関わってきた専門家・実務者をゲストスピーカーとして招いた授業も行う。ゲストスピーカーの担当や日程によって授業回や内容が変更することがある。また受講生のニーズに沿って、一部内容を追加・変更することもある。 |
事前・事後学修の内容 | 必要に応じ指示する。 |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:120分/回 |