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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 生物物性学演習
せいぶつぶっせいがくえんしゅう
Seminar on Biopolymer Science
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5272-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 大井淳史(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

Atsushi Ooi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 生体高分子の性質を理解するために用いられる研究手法や生物物理化学的な原理に関する演習を行う。演習は3つのパートからなり,はじめに生体構成分子について生物物理化学的な特徴を復習し,次に各種の研究手法の原理を理解し,最後に応用例としてタンパク質を対象とした分子間相互作用の解析の実際を学習する。さらにレオロジー解析を主な研究手段とした生体材料の研究例の紹介も行う。
学修の目的 細胞内で起きている様々な現象を理解するためには,熱力学や物理化学に関する知識が重要となることが多い。この演習では,主にタンパク質を対象にして,その物理化学的なアプローチの方法を学び,学生が細胞内の種々の生化学的な反応を定量的に理解できるようになることを目的とする。
学修の到達目標 生体高分子を研究する上での物理化学的手法の利点や課題点を認識できるようになり,博士前期・後期課程における実験データの取得・解析に有用となる知識を得る。また,多くの研究例を学習することによって,各種手法に習熟しておくことが可能となる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 内容の理解度と質疑応答を含めた発表時の評価 80%, レポート20%
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 近年この分野は急速に進歩しているので新たな論文の内容を追加した.
教科書 特に指定はしない,時々論文のコピーを配付
参考書
オフィスアワー 水曜日,午後1時ー5時,723室
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 なし
発展科目 生物物性学特論
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード タンパク質,物理化学,リガンド結合,アロステリック制御
Key Word(s) protein, physical chemistry, ligand binding, allosteric regulation
学修内容 第1回 生体高分子の生物物理化学的研究手法の特徴について
第2回 タンパク質の構造学概説                       
第3回 タンパク質の分子モデリング
第4回 タンパク質の分子モデリング演習
第5回 核酸の構造
第6回 その他の生体高分子
       多糖類
第7回    脂質 
第8回 生体膜中の脂質
第9回 生体膜中のタンパク質
第10回 タンパク質ー脂質相互作用
第11回 第1回~第10回の振り返り
第12回 生体構成成分の構造と機能の研究手法
       吸光分析
第13回   その他の光学的手法
第14回   高分子のサイズと形状の研究手法
第15回   高分子のサイズと形状の研究手法演習
第16回   遠心分析法
第17回   その他の流体力学的手法
第18回   その他の流体力学的手法演習
第19回 第12回~第18回の振り返り
第20回 平衡化の基質相互作用の解析
第21回 平衡化の基質相互作用の解析演習
第22回 基質相互作用のキネティクス
第23回 基質相互作用のキネティクス演習
第24回 生理活性の制御
第25回 アロステリック酵素
第26回 アロステリック酵素演習
第27回 第20回~第26回の振り返り
第28回 レオロジーの基礎理論
第29回 レオロジーの基礎理論演習
第30回 バイオレオロジー


これらに関する論文を読んで発表をおこなってもらいます。また各種の計算問題を課題として課します。
事前・事後学修の内容 事前に輪読で使用する論文を配布するので、予習しておくこと。またプレゼンテーションに必要なパワーポイントおよびプリントを作成すること。毎回の演習の予習に3時間と復習に1時間が必要です。
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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