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開講年度 | 2021 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士後期課程)生物圏生命科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 水族感覚行動生物学 | |
すいぞくかんかくこうどうせいぶつがく | ||
Sensory Biology of Aquatic Animals | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Life-7591-003
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
受講者と相談の上、開講時間を調整します。 |
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授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 生物資源学部棟6階628号室 | |
担当教員 | 神原 淳,宮崎多恵子(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻) | |
KOHBARA, Jun,MIYAZAKI, Taeko | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 魚類の索餌,摂餌,繁殖,回避,成群等の様々な行動に視覚がどのように関与しているか,また,これらの行動への水中光環境の影響について解説する.光受容タンパク質の分子進化から,水圏動物が光情報をどのように生命活動に活用して多様化してきたかへの受講生の興味を引き出す. |
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学修の目的 | 魚類の光受容器の構造や機能について組織解剖学的かつ分子生物学的に理解する.魚類が種分化の過程においていかに生息場所の光環境に光受容器を適応的に変化させ,種多様性を生み出したかについての幅広い知識を得る. |
学修の到達目標 | 魚類が生息する水系や水深は様々である.この多様な光環境に種特異的な光受容器をいかに適応させて様々な生命活動を営んでいるかについての理解を深める. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | ゼミ形式で行い,提示された学術論文の内容を理解でき(60%),内容に関する質疑に対して的確かつ明快に回答できること(40%). |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 理解を深めるために実際に使用された実験装置,光環境測定機器や実験のビデオ等を紹介する. |
教科書 | 特になし(随時資料を配付). |
参考書 | |
オフィスアワー | 随時.628室.E-mail(taeko@bio.mie-u.ac.jp)でも対応. |
受講要件 | 特別な要件は必要ないが,水圏動物の生息環境と多様な適応行動について興味を持つことが望まれる. |
予め履修が望ましい科目 | 特になし. |
発展科目 | 特になし. |
その他 | 特になし. |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 視覚,水中光環境,行動,進化,環境適応,種分化 |
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Key Word(s) | Fish vision, Underwater photic environment, Fish behabior, Evolution, Environmental adaptation, Speciation |
学修内容 | 第1回【形態】魚類における視覚器官の外部形質の多様性、頭足類の視覚器官との比較 第2回【形態】外部形質の解析方法と取得データからわかる機能性と役割の事例 第3回【組織】魚類・頭足類の視覚器官各部位の組織像と各種細胞の名称、機能 第4回【組織】組織標本の作製・観察・解析方法、取得データからわかる機能性と役割 第5回【遺伝子】オプシン遺伝子ファミリーの種類・役割・所在、魚類と頭足類における共通性と固有性 第6回【遺伝子】RT-PCRによるオプシン遺伝子ファミリーの単離、解析方法と取得データからわかる機能情報 第7回【遺伝子】ゲノムDNAからのオプシン遺伝子ファミリーの単離、ゲノム上のコピー数と発現数との違い、ならびにその理解の仕方 第8回【遺伝子】in situ ハイブリダイゼーション・サザンハイブリダイゼーション法、検出シグナルの理解の仕方 第9回【環境】光の単位、強度と波長、減衰と散乱、水中の光学的特性 第10回【環境】光環境の計測機器と計測方法、取得データの解析方法と利用方法 第11回【進化】動物界における視覚器官の進化、オプシン遺伝子ファミリーの分子進化と種分化における環境適応 第12回【行動・生態】視覚機能の行動・生態における役割、その他の感覚との関係 第13回【技術応用】視覚機能解析データの増養殖技術への応用事例 第14回【論文公表】科学英語論文の投稿準備から受理まで 第15回【学会発表】学会プレゼンの準備、発表方法、質疑応答のマナー |
事前・事後学修の内容 | 魚類・頭足類の視感覚器の構造・組織・機能に関する英語論文を検索し、内容を理解しておく。 魚類・頭足類の種特異的な行動・生態に関する英語論文を検索し、内容を理解しておく。 ゲノムDNAとmRNAの違い、mRNAからアミノ酸への翻訳、膜貫通型タンパク質を理解しておく。 分子系統樹の基本用語、種類、読み取り方を理解しておく。 自分の研究に関係するさまざまな国際ジャーナルのウェブサイトを閲覧し、とくに編集委員、投稿規定、インパクトファクター等を理解しておく。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |