三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 水族生理学演習
すいぞくせいりがくえんしゅう
Seminar on Physiology of Aquatic Animals
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5372-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間
前後期とも集中形式で行います。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部棟6階628~633号室.

担当教員 神原 淳,宮崎多惠子(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

KOHBARA, Jun,MIYAZAKI, Taeko

SDGsの目標
連絡事項 基本的に対面のゼミ形式で行いますが、希望者はオンラインで受講する事もできます。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 比較生理学の立場から,水圏環境と陸圏環境の違いをふまえ,水生動物と陸上動物の特徴について解説する.また,魚類を使用した生理実験,行動実験さらには遺伝子解析手法の基礎と応用について説明する.
学修の目的 神経生理学実験,組織学・組織化学実験,行動生理学実験,遺伝子解析実験を行う上での専門知識を習得する.
学修の到達目標 魚類を使用した生理実験,行動実験,遺伝子解析実験において,実験材料や実験環境を適切に準備し,また,実験を遂行するための手順を組み立てることができるようになる.実験プロセスにおいては,途中の状況を的確に判断し,適宜修正しつつ遂行できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 実験や演習への取り組み(50%),実験データに対する的確な解析手法と結果判断(30%),問題解決を図る姿勢(20%).
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 内容に対しての理解・関心を深めるために実物の機器等を活用する.
教科書 Methods For Fish Biology (Eds. by C.B.Schreck and P.b. Moyle),Sensory Processing in Aquatic Environments (Eds. by S.P. Collin and N.J. Marshall),Evolutionary Pathways in Nature (Ed. by J.C. Avise) 等,授業計画に示した内容に関連したテキスト(適宜資料は配付).
参考書
オフィスアワー 随時.生物資源学部6F,630室(神原),628室(宮崎).E-mailでも対応.
受講要件 特になし.
予め履修が望ましい科目 特になし.
発展科目 特になし.
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目(注:必ず入学年度の学習要項で確認してください.).

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 感覚,環境,進化,遺伝子,視覚,嗅覚,味覚,紫外線受容,日周行動,生物時計
Key Word(s) sensory system, vision, chemoreception, gene, behavior, circadian rhythm, evolution
学修内容 第1回:実験動物としての水生動物とその取り扱い1-採集・捕獲方法と運搬の解説
第2回:実験動物としての水生動物とその取り扱い1-採集・捕獲方法と運搬の実践演習
第3回:実験動物としての水生動物とその取り扱い2-飼育方法と給餌の解説
第4回:実験動物としての水生動物とその取り扱い2-飼育方法と給餌の実践演習
第5回:実験動物としての水生動物とその取り扱い3-麻酔薬の取扱と麻酔・覚醒方法の解説
第6回:実験動物としての水生動物とその取り扱い3-麻酔薬の取扱と麻酔・覚醒方法の実践演習
第7回:水生動物と陸上動物の生理学的特徴とその比較1-呼吸生理学の解説
第8回:水生動物と陸上動物の生理学的特徴とその比較1-呼吸生理学の実践演習
第9回:水生動物と陸上動物の生理学的特徴とその比較2-循環生理学の解説
第10回:水生動物と陸上動物の生理学的特徴とその比較2-循環生理学の実践演習
第11回:水生動物と陸上動物の生理学的特徴とその比較3-感覚生理学の解説
第12回:水生動物と陸上動物の生理学的特徴とその比較3-感覚生理学の実践演習
第13回:電気生理学的技法の解説1-膜電位計測の解説
第14回:電気生理学的技法の解説1-膜電位計測の実践演習
第15回:電気生理学的技法の解説2-刺激と興奮,興奮の伝導,シナプス伝達計測の解説
第16回:電気生理学的技法の解説2-刺激と興奮,興奮の伝導,シナプス伝達計測の実践演習
第17回:電気生理学的技法の解説3-デ-タ解析法の解説
第18回:電気生理学的技法の解説3-デ-タ解析法の実践演習
第19回:遺伝子解析手法の解説1-受容器と機能遺伝子の解説
第20回:遺伝子解析手法の解説1-受容器と機能遺伝子の実践演習
第21回:遺伝子解析手法の解説2-特異遺伝子の検索手法の解説
第22回:遺伝子解析手法の解説2-特異遺伝子の検索手法の実践演習
第23回:遺伝子解析手法の解説3-分子系統解析法の解説
第24回:遺伝子解析手法の解説3-分子系統解析法の実践演習
第25回:水生動物の行動解析法の解説1-水生動物の行動特性の解説
第26回:水生動物の行動解析法の解説1-水生動物の行動特性の実践演習
第27回:水生動物の行動解析法の解説2-日周期性と外部環境要因の解説
第28回:水生動物の行動解析法の解説2-日周期性と外部環境要因の実践演習
第29回:水生動物の行動解析法の解説3-生物時計とサーカディアンリズム解析の解説
第30回:水生動物の行動解析法の解説3-生物時計とサーカディアンリズム解析の実践演習
等について解説し,各種実験手法の基本を実践的に学ぶ.
事前・事後学修の内容 ○テキストの内容をあらなじめ予習し理解する(事前).
○水生動物の行動や生理をふまえた飼育や取り扱いを習得し,自ら実践してみる(事後).
○水生動物の生理学的,行動学的特性を調べる(事前).
○研究目的に沿った様々な実験手法を実践してみる(事後).
○自ら実験計画を立て,その妥当性と期待できる結果について情報を得る(事前).
○得られた実験データを整理し,さまざまな観点から解析する(事後).
○関連するテクニカルタームを習得する(事前).
○演習の討論の中でテクニカルタームが適切に使用できるように実践する(事後).
上記の内容について,事前事後学修として学ぶ。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University