三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 工学部建築学科/総合工学科建築学コース ・専門教育
建築環境・設備
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 建築環境工学 III
けんちくかんきょうこうがく III
Architectural Environmental Engineering III
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ARCH-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部院生棟1番教室
建築音響分野の講義1回分のみ講堂大ホールで行う。日程等の詳細は初回授業にて示す。

担当教員 寺島 貴根(工学部)

TERASHIMA, Takane

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 我々が暮らす室内空間や都市空間は、熱・湿気・空気・光・音などの環境要素が適切となるよう設計されなければならない。建築に携わる者は、快適な空間を実現するため建築環境工学においてこれら環境要素を取り扱う基礎理論を学ばなくてはならない。本授業科目は、建築環境工学における光および音の環境要素を取り扱い、設計の基礎理論を学ぶ。
学修の目的 室内および都市空間における光・音環境に関する基礎理論を理解し、建築・都市設計への基礎的応用力を身につけることを目的とする。
学修の到達目標 光・音の物理に対する基礎的な理解とともに、これら環境要素と人間の生理・心理との関わりを習得し、基本的な環境計画を行うことができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 文化や社会の発展について、歴史的に理解し、説明できる。地球的視点に立ち、文化や社会の多様性について理解し、説明できる。【広い分野】
 建築家あるいは建築技術者を対象とした技術者倫理に関する知識を持ち、説明できる。専門科目の演習を通じて、倫理的判断の態度を身につける。【技術者倫理】
 建築学の基礎となる数学・自然科学・情報技術の基礎知識を持ち、応用できる。計画・環境設備・構造・生産の専門知識を持ち、データを分析し、適切に説明できる。【専門的能力】
 論理的な記述能力、学習したことを発表、討論できる日本語能力を身につける。専門英語の基礎知識をもち、英語による基本的なコミュニケーション能力を身につける。【コミュニケーション能力】
 与えられた課題に対して、社会のニーズ、予想される問題を把握し、建築学的な解決策を設計できる。自発的で継続的な学習の方法と態度を身につける。設計製図などの演習を通じて、グループワークの方法と態度を身につける。【デザイン能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 原則として、試験を含む全講義回数16回中、出席回数12回(7割)以上の者に対して成績評価を行う。筆記試験により学習内容の理解度を判定し成績評価を行う。10点満点で成績を算出し、6点以上の者を合格とする。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義内容のスリム化・メリハリつけた内容とし講義時間に余裕を持たせ、デモンストレーション等興味関心を持たせる配慮を行っている。またMoodleサイトに補足資料などを掲載し、随時閲覧できるようにする。
教科書 現代 建築環境計画 (小島武男,中村洋他,オーム社) 授業中に参照するので、必ず購入のこと。
参考書 建築環境工学I -日照・光・音- (松浦邦男、朝倉書店)
オフィスアワー 建築棟3階寺島教員室にて随時対応するが、後期水曜の14:40〜16:10をレギュラーのオフィスアワーとする。電話・電子メールによっても対応する。また質問はMoodleサイトでも取り扱っている。質疑応答の内容を共有する意味でもMoodleを活用する事が望ましい。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 建築環境工学I・II で扱われなかった光と音の環境を対象としている。I〜IIIを合わせて総合的に建築環境を考えてゆくことが望ましい。
発展科目 建築設備I・IIおよび都市環境
その他 建築音響分野の講義のうち一回分は、三翠ホール(大)で講義をする。その際に音響インパルス応答や残響時間測定のデモンストレーションを行い、室内音響の理解を深める。

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=3683
第1回 概要 講義の全体像、光環境:日照と日射
授業時間内の学修内容 講義:太陽と建築
キーワード(Key Word(s)) sunlight, solar radiation,
事前学修の内容 教科書p.57-61
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 光環境 No.1
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第2回 概要 光環境:日照と日射
授業時間内の学修内容 講義:太陽位置と真太陽時
キーワード(Key Word(s)) sun position, true solar time
事前学修の内容 教科書p.61-71
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 光環境 No.2
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第3回 概要 光環境:日照と日射
授業時間内の学修内容 講義:日影図、等時間日影曲線、日射遮蔽、サンコントロール
キーワード(Key Word(s)) sun shadow diagram, sun control
事前学修の内容 教科書p.71-91
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 光環境 No.3
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第4回 概要 光環境:視覚と照明計画
授業時間内の学修内容 講義:視覚、測光量
キーワード(Key Word(s)) vision, photometric
事前学修の内容 教科書p.177-181,205-215
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 光環境 No.4
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第5回 概要 光環境:視覚と照明計画
授業時間内の学修内容 講義:直接照度計算、昼光率
キーワード(Key Word(s)) illuminance, daylight factor
事前学修の内容 教科書p.181-194
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 光環境 No.5
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第6回 概要 光環境:視覚と照明計画
授業時間内の学修内容 講義:光束法、人工光源の種類
キーワード(Key Word(s)) light equipment
事前学修の内容 教科書p.194-199, 215-249
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 光環境 No.6
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第7回 概要 光環境:色彩
授業時間内の学修内容 講義:表色系、三原色、色彩の心理的効果、調和、安全色
キーワード(Key Word(s)) color
事前学修の内容 教科書p.251-276
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 光環境 補足版
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第8回 概要 音環境:基礎
授業時間内の学修内容 講義:音の物理、音の強さ・エネルギー密度、音圧
キーワード(Key Word(s)) fundamentals of acoustics
事前学修の内容 教科書p.7-10
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 No.1
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第9回 概要 音環境:基礎
授業時間内の学修内容 講義:聴覚、ウェーバーフェヒナーの法則、レベル
キーワード(Key Word(s)) auditory, weber-fechner law, level
事前学修の内容 教科書p.10-15
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 No.2
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第10回 概要 音環境:騒音制御
授業時間内の学修内容 講義:音の伝搬、騒音の評価
キーワード(Key Word(s)) sound propagation, undesired sound
事前学修の内容 教科書p.37-42
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 No.3
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第11回 概要 音環境:騒音制御
授業時間内の学修内容 講義:透過損失、遮音設計
キーワード(Key Word(s)) transmission loss, sound insulation design
事前学修の内容 教科書p.42-55
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 No.4
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第12回 概要 音環境:騒音制御
授業時間内の学修内容 講義:騒音防止計画、サウンドスケープ
キーワード(Key Word(s)) planning of noise control, soundscape
事前学修の内容 教科書p.42-55
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 No.4
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第13回 概要 音環境:音響設計
授業時間内の学修内容 講義:音響的欠陥、残響時間
キーワード(Key Word(s)) acoustical defect, reverberation time
事前学修の内容 教科書p.15-22
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 No.5
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第14回 概要 音環境:音響設計
授業時間内の学修内容 三翠ホールにて残響時間測定、吸音機構
キーワード(Key Word(s)) sound absorption mechanism
事前学修の内容 教科書p.22-28
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 No.6
事後学修の時間 180分
自由記述欄
第15回 概要 音環境:音響設計
授業時間内の学修内容 講義:室内音響計画、ホールの音響設計、最適残響時間
キーワード(Key Word(s)) acoustic design of auditorium
事前学修の内容 教科書p.28-37
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 ワークシート 音環境 補足版
事後学修の時間 180分
自由記述欄

Copyright (c) Mie University