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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 水圏分子生態学演習
すいけんぶんしせいたいがくえんしゅう
Seminar on Molecular Ecology of Aquatic Animals
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5372-009
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 538室(旧学科事務室) ※対面形式の場合

担当教員 ○河村 功一(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

○KAWAMURA, Kouichi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 毎回、分子生態学分野における主要テーマに関する最新の文献の抄読を行う。毎回抄訳の提出を義務付ける.
学修の目的 分子生態学の概念を理解すると共に、実験手法、データー分析・解析ならびに結果の解釈の方法について学ぶことを目的とする。
学修の到達目標 分子生態学について理解すると共に、自分の研究における本手法の応用の可能性を見出すことを目標とする。.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ゼミ形式で行う。与えられた課題について、明快な説明ができ、質疑に対する的確な回答ができるかどうかを評価する。出席(30%)および質疑応答の内容(70%)で成績評価を行う。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 e-mail通信でのやりとりなどによって、up to dateの授業改善を行う。
教科書 特に指定しない。
参考書 特になし。
オフィスアワー 研究室にて随時受け付ける。部屋番号:古丸(530室);河村(527室)。E-mailによる問い合わせも可.kawa-k@bio.mie-u.ac.jp
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 水圏分子生態学特論
発展科目 水圏分子生態学
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目(注:必ず入学年度の学習要項で確認してください.).

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 進化、系統発生、種概念、育種、形態学、集団遺伝、生理学
Key Word(s) evolution, phylogeny, breeding, morphology, popullation genetics, physiology
学修内容 分子生態学における以下のテーマに関する論文を毎回、講読する。毎回、指名された演者はPowerPointを用いて論文紹介を行い、出席者はこの発表内容を基にディスカッションを行う。
1回:メンデルの法則の応用
2回:集団解析における連鎖不平衡の意味
3回:遺伝子とゲノムの構造
4回:遺伝子発現:mRNA合成からRNAプロセッシングまで
5回:遺伝子発現:アミノ酸の翻訳からタンパク質合成まで
6回:突然変異:染色体異常
7回:突然変異:染色体の倍数化
8回:突然変異:DNA突然変異
9回:突然変異:遺伝子重複
10回:レトロトランスポゾンとウィルスの関係
11回:3ドメイン説と五界説
12回:遺伝解析:アロザイム
13回:遺伝解析:制限酵素切断多型解析
14回:遺伝解析:DNA配列解析
15回:遺伝解析:マイクロサテライト分析
16回:遺伝解析:全ゲノム解析
17回:遺伝情報の応用:系統地理解析
18回:遺伝情報の応用:種の分類の再検討
19回:遺伝情報の応用:コアレスセンス
20回:遺伝情報の応用:交雑解析(集団間から種間まで)
21回:遺伝情報の応用:集団の遺伝的多様性評価
22回:遺伝情報の応用:保全遺伝学
23回:遺伝情報の解釈:集団間の遺伝的差異の評価
24回:分子系統学:UPGMA法と近隣結合法
25回:分子系統学:最尤法とベイズ法
26回:分子系統学:ハプロタイプネットワークと応用
27回:分子系統学:分子情報を用いた分岐年代の推定
28回:分子系統顎:BSPによる個体数変動
29回:分子情報を用いた有効集団サイズの違い
30回:環境問題解決における分子情報の応用
これら一連の分子生態学のテーマについて学習するようにより,分子生態学の理解を深める.
事前・事後学修の内容 予習:毎回与えられた英語科学論文を読み,内容を理解する(2時間).発表当番の学生は事前に紹介論文のPDFならびにゼミのレジメのPDFをMoodleにアップロードする.
復習:当日の授業のディスカッションの内容をノートに整理する(2時間)
これらの作業を繰り返すことにより,分子生態学についての理解を深める。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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