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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
生物圏生命科学専攻
選択・必修 選択必修
授業科目名 海洋食糧化学特論
かいようしょくりょうかがくとくろん
Advanced Marine Food Chemistry
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5271-007
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

 後期開始前に開講に関する情報を掲示するので,掲示板を確認をすること.

開講時間 月曜日 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所  後学期授業開始前に教室に関する情報を掲示するので,掲示板を確認をすること.

担当教員 柴田 敏行(大学院生物資源学研究科・生物圏生命科学専攻・海洋生命分子化学講座・海洋食糧化学教育研究分野)

SHIBATA, Toshiyuki

実務経験のある教員  盛田株式会社では品質管理課,マルキンバイオ株式会社では研究開発課にて,それぞれ業務に従事した.前者では,しょうゆ・つゆ等の格付け検査員としてJAS規格(日本農林規格)に基づいた製品の品質管理,適合確認,文章作成と届け出を担当した.さらにISO9001内部監査員として,監査の業務(文章管理や製造現場の確認)に従事した.排水の分析(BOD,COD,SSなど)や煤煙の管理も行った.後者では,開発IIチームに所属し,医療用診断キットの開発と酵素反応による希少糖製造の技術開発をそれぞれ担当した.この講義では,品質管理業務と研究開発業務の実際についても取り上げながら授業をすすめる.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  水産物をはじめとする「食品」の持つ機能性ならびに「食の安全と安心」を可視化するためのバイオ計測技術について,解説する.バイオ計測技術は,質量分析装置を使った測定法について取り上げる.水産物に特有な機能性成分を中心に,分子構造や生理機能,作用機序に関する最新の研究動向を紹介する.
学修の目的  水産物をはじめとする「食品」の持つ機能性ならびに「食の安全と安心」を可視化するためのバイオ計測技術について理解を深める.生理活性物質の種類,分子構造や生理機能,作用機序に関する知識も併せて取得する.
学修の到達目標  食品を対象としたバイオ計測技術について知識を得る.水産食品に特有な生理活性物質の種類,構造や生理機能,機器分析に関する知識を取得する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準  講義への取り組み姿勢:30%,レポート:70%,計100%(合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫  最新の分析技術と生理機能の解析に関する知見を講義へ取り入れると共に,毎回,配付するプリント資料に掲載するデータについて更新を行う.
教科書  教科書は,使用しない.適宜,プリント(参考資料)を配布する.
参考書 脂質・脂肪酸関連物質の使いこなし方 : 素材開発・機能創生・応用技術(テクノシステム),グリケーションの制御とメイラード反応の利用(シーエムシー出版).その他,毎回,プリント(参考資料)を配布する.
オフィスアワー  随時.E-mail(shibata@bio.mie.u-ac.jp)での問い合わせにも対応する.
受講要件  特になし.
予め履修が望ましい科目  「生化学」や「食品化学」,「水産化学」に関連した科目.
発展科目  「海洋生命分子化学特別研究I」,「海洋生命分子化学特別研究II」
その他  配付資料については,最新の知見が含まれるように必要に応じて内容を更新する.

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード  水産食品,生理活性物質,バイオ計測,分析化学,食品機能学
Key Word(s) Marine food, Physiological active substance, Biomeasurement, Analytical chemistry, Food functional science
学修内容 第1回:バイオ計測技術の歩み
第2回:最新のバイオ計測技術(クロマトグラフィーの基礎)
第3回:最新のバイオ計測技術(LC/MS分析の基礎)
第4回:最新のバイオ計測技術(LC/MSMS分析の基礎)
第5回:最新のバイオ計測技術(LC/MS,LC/MSMSを用いた分析例の解説)
第6回:最新のバイオ計測技術(GC/MS分析の基礎)
第7回:最新のバイオ計測技術(GC/MS分析例の解説)
第8回:最新のバイオ計測技術(CE/MS分析の基礎と分析例の解説)
第9回:水産物に特徴的な成分の生理機能:n-3系高度不飽和脂肪酸の生合成経路
第10回:水産物に特徴的な成分の生理機能:n-3系高度不飽和脂肪酸の生理機能
第11回:ポリフェノールの構造と生理機能(縮合型タンニンと加水分解性タンニンを中心に)
第12回:ポリフェノールの構造と生理機能(海藻ポリフェノールの構造)
第13回:ポリフェノールの構造と生理機能(海藻ポリフェノールの生理機能)
第11回:海藻多糖と希少糖生産
第15回:総合討論
(期末試験)
事前・事後学修の内容 予習:生物資源学部で開講されている「水産食品化学」や分析化学に関連した科目を履修していた場合,講義で学んだ内容を再度確認する.LC/MSやGC/MSを用いた分析を含む文献,生理活性物質の構造や機能に関する文献をそれぞれ検索し,内容を把握する.講義の前日までに毎週2時間,勉強を行うこと(計30時間).この講義では,レポートの作成と提出を課しているため,予習した内容を反映させること.
復習:講義で学んだ「バイオ計測技術」,「ポリフェノール」,「水産物に特徴的な生理活性物質」について,内容を整理する.毎週2時間,勉強を行うこと(計30時間).
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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