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開講年度 | 2021 年度 | |
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開講区分 | 工学研究科(博士前期課程)分子素材工学専攻 | |
領域 | 主領域 : F | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 有機機能化学特論 | |
ゆうききのうかがくとくろん | ||
Organic Functional Chemistry | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-ORBI-5
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | ○岡崎 隆男(工学研究科分子素材工学専攻)、平井 克幸(工学研究科分子素材工学専攻) | |
OKAZAKI, Takao; HIRAI, Katsuyuki | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 有機分子を機能性材料として用いる場合,光と熱による制御が可能であるが,光による電子的励起は熱反応とは異なる反応を引き起こすことが知られている。これらの有機化学反応にはカルボカチオンや炭素フリーラジカルのような短時間だけ存在する反応性中間体がしばしば存在し、有機材料を合成する際に利用されてきた。近年では反応性中間体が安定分子には無い優れた特性を有することが明らかにされ、これらを利用した機能性材料の研究が活発に行われている。本特論では、有機機能化学に関する研究を行うための知識を修得する。 |
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学修の目的 | 有機化学反応の理解力と応用力を養い、自らの研究に活用することができる。また,関連する新着雑誌の文献について議論することによって、最新の研究内容を理解し、研究計画を作成することができる。 |
学修の到達目標 | 大学院レベルの有機化学について理解を深め、自らの研究に活用することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 出席7割以上を原則とし、出席と課題により評価する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 構造有機化学(東京化学同人) やさしい有機光化学、伊澤康司著(名古屋大学出版会) 有機光化学、杉森彰著(裳華房) R. B. Grossman, The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms, 2nd Ed, Springer. E. V. Anslyn, D. A. Dougherty, Modern Physical Organic Chemistry, University Science. E. Breitmaier, Structure Elucidation by NMR in Organic Chemistry A Practical Guide, 3rd Revised Ed. Exploring Chemistry With Electronic Structure Methods: A Guide to Using Gaussian. |
オフィスアワー | 毎週金曜日12:00~13:00、分子素材工学棟3階3302室。 |
受講要件 | 学部の専門教育科目の必修科目を完全に理解していること。 有機機能化学演習Ⅰ、Ⅱも履修すること。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 有機物性化学特論、有機物性化学演習Ⅰ及びⅡ |
その他 |
英語対応授業である。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 大学院有機化学,光反応,熱反応,反応性中間体,励起状態,反応機構,反応速度 |
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Key Word(s) | Advanced organic chemistry, photoreaction, thermal reaction, reactive intermediate, excited state, reaction mechanism, reaction rate |
学修内容 | 有機機能化学に関する研究を行うために、有機化学の基礎および実験技術を復習するとともに、大学院レベルの有機化学の教科書に基づいて講義する。 1.イオン反応、ラジカル反応、ペリ環状反応 2.反応速度論 3.構造有機化学 4.特異な構造をもつ炭化水素の合成 5.反応性中間体の化学 6.NMR,IR,UV,MSによる有機化合物の構造決定 7.理論化学計算による有機化合物の構造と電子状態の解析 |
事前・事後学修の内容 | 毎回、参考書を用いて自習し、課題を解いて提出または発表する。 |
事前学修の時間:180分/回 事後学修の時間:60分/回 |