三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 哲学A
てつがくえい
Philosophy A
授業テーマ 「愛」とは何か
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-PHIL1111-001
開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 ○遠山 敦(人文学部)、藤田 伸也(人文学部)、秋元 ひろと(教育学部)、森脇 由美子(人文学部)、久間 泰賢(人文学部)、田中 綾乃(人文学部)、花尻 奈緒子(人文学部)、斎藤 明(非常勤講師)、桑原 直己(非常勤講師)、片倉 望(非常勤講師)

○TOHYAMA Atsushi, FUJITA Shinya, AKIMOTO Hiroto, MORIWAKI Yumiko, KYUMA Taiken, TANAKA Ayano, HANAJIRI Naoko, SAITOU Akira, KUWABARA Naoki, KATAKURA Nozomi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 「愛」は、現代において極めて積極的な意義をもつものと考えられている。だが、仏教が時代の基本思潮であった日本中世において、それは主として執着や欲望を意味する否定的なものと捉えられていた。そうした「愛」が積極的な意義を担うようになるのは、「愛」を「仁」と関連づける儒教思想が大きな影響力をもつに至る近世以降のことである。だが、西洋文明の圧倒的な影響のもとに成立した近代において、「愛」はさらにキリスト教との関わりで捉えられていくことになる。日本における「愛」はその意味で、極めて複雑な背景をもつものなのである。本講では、そうした「愛」が西洋及び東洋においてどのように捉えられてきたかを、哲学、宗教、歴史、政治、芸術などをそれぞれの専門とする多彩な講師によるオムニバス形式の授業により、多角的な視点から明らかにする。
学修の目的 「愛」を巡る東西の様々な思索を学ぶことを通じて、現代日本において極めて積極的な意義をもつものと考えられている「愛」について、その意味の奥行きや広がりについて考える力を身につけることができるようになるとともに、「愛」を巡る諸問題に関して、その根源に立脚した思索を展開することができるようになる。
学修の到達目標 「愛」が東西の諸思想においてどのような意味で捉えられてきたかを知ることを通じて、「愛」についてより深い理解を得ることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末筆記試験によって評価する。ただし5回以上欠席の場合は、評価の対象としない。筆記試験は「愛」を巡る東西諸思想に関する基本的な理解を問う。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 オムニバス形式の授業という特質を活かし、各講師が行う講義の有機的連関が意識できるよう配慮する。
教科書 片倉 望編『愛の探究』三重大学出版会、2017年
参考書
オフィスアワー 毎週金曜日14:30~16:10 遠山研究室(教養教育2号館2階)
受講要件 特に無し。
予め履修が望ましい科目 特に無し。
発展科目 哲学、倫理学、宗教学
その他 本講は、オムニバス形式で開講する。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード
Key Word(s) love, agapē, erōs, philia, kāma
学修内容 第1回:ガイダンス
第2回:問題提起
第3回:中世キリスト教哲学の「愛」理解
第4回:西洋近代哲学(経験論)の「愛」理解
第5回:西洋近代哲学(カント)の「愛」理解
第6回:近現代アメリカにおける「愛」理解
第7回:原始仏教の「愛」理解
第8回:部派仏教の「愛」理解①
第9回:部派仏教の「愛」理解②
第10回:古代中国哲学の「愛」理解
第11回:近現代中国文学における「愛」理解
第12回:絵画表現にみる「愛」理解
第13回:近代以前の日本における「愛」理解の変遷
第14回:近代日本における「愛」
第15回:総括
※内容・順序等を変更する場合があります。詳しくは第1回ガイダンスにおいてお知らせします。
事前・事後学修の内容 【事前学習】授業は指定されたテキスト(『愛の探究』)読解を中心に進められるため、予め該当個所の読解を行う。
【事後学習】授業内容の論点を整理し、授業中指示した点に関してコメントの提出を求める。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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