三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
高大連携授業のため高校生が受講することがある。
授業科目名 演劇入門
えんげきにゅうもん
Introduction to Drama
授業テーマ 演劇の基礎知識と実践
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-JLIT1121-001
開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

後期

開講時間 木曜日 9, 10時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 ◯吉丸雄哉(人文学部),田中綾乃(人文学部),大月淳(工学部),吉野さつき(愛知大学文学部),油田晃(NPO法人パフォーミングアーツネットワークみえ代表理事),鳴海康平(第七劇場主宰),松浦茂之(三重県文化会館副館長)

Katsuya YOSHIMARU,Ayano TANAKA,Atsushi OTSUKI,Satsuki YOSHINO,Akira YUDA,Kohei NARUMI,Shigeyuki MATSUURA

実務経験のある教員 担当のうち、松浦茂之、吉野さつき、油田晃、鳴海康平の四人は実務経験のある教員である。松浦茂之は三重県文化会館の職員として、長年劇場運営に関わってきた。吉野さつきはエイブル・アート・ジャパンプログラムコーディネーターそしてNPO法人ワークショップデザイナー推進機構代表理事として日本におけるワークショップの導入の先駆者的役割を果たしてきた。油田晃は津あけぼの座の支配人であり、劇団ゴルジ隊の主催者であり、ワークショップのファシリテーターとして三重県内の小中学校でワークショップを実践してきた。鳴海康平は劇団第七劇場の主催者であり、第七劇場を率いて世界的に活躍している演出家である。松浦茂之の実務経験は「劇場の現場から」、吉野さつき・油田晃・鳴海康平三人の実務経験は「演劇ワークショップ」の実施に関係がある。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 数ある芸術文化の中でも、演劇という舞台芸術を取り上げる。
講義と並ぶ、本授業のもうひとつの柱に演劇ワークショップがある。完成度の高い芝居を作ることよりも、コミュニケーション能力や自己表現力を高めるのが目的である。今後の大学生活、対話の必要な学習、就職活動はもとより、広く社会に出ても役立つ能力を鍛えることをめざす。
演劇を観る習慣のある人生のほうが、ない人生よりも豊かである。演劇の面白さを発見し、劇場へ足を運ぶことが習慣化できればよい。
学修の目的 古今東西の演劇の様式とその特徴を学ぶ。現代における演劇制作の現場について知る。
ワークショップに参加することで自己表現力やコミュニケーション能力を高める。実際に劇場に足を運ぶことで、演劇を肌で体感する。
学修の到達目標 演劇の歴史的・社会的意義を理解する。
演劇ワークショップを通じてコミュニケーション力・自己表現力を高める。
観劇の習慣を身につけることで、本講義の終了後も、演劇を通じて、自分の人生を豊かにする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 学びの振り返り(三割)、ワークショップとその感想(三割)、期末レポート2本(四割)で評価する。また、期間のうち二回の観劇体験を要求するが、これが満たされない場合、単位は与えない。レポートは観劇の感想を求める。一本につき2000字程度が必要。(オンライン授業になっている場合の基準は授業の初回で伝える)
授業の方法 講義 実習 実技

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 使用しない。
参考書 多田英俊『鴻池幸武文楽批評集成』(大阪大学出版会、2019)、渡辺保『文楽ナビ』(マガジンハウス、2020)、古井戸秀夫『鶴屋南北』(吉川弘文館、2020)、佐藤信『学校という劇場から』(論創社、2011)、『現代演劇大全』(マガジンハウス、2019)、堀公俊『ワークショップデザイン』(日本経済新聞出版、2008)、清水裕之『劇場の構図』(鹿島出版会、1985)、『劇場建築とイス』(ブックエンド、2019)
オフィスアワー 本科目の取りまとめ役の教員(吉丸雄哉)の連絡については火曜日昼休みか木曜日午後。教養教育校舎二号館五階。それぞれの講師の先生への取り次ぎも行う。できればメール等で事前の連絡のこと。
受講要件 最低二回は実際の観劇体験を要求する。引率して劇場に足を運ぶ機会は設けるが、それに参加できない場合、自分の行ける演劇を観に行くこと。
期間中、一度通常木曜日の授業を土曜日に振り替えて、劇場(三重県文化会館)で授業を行う予定である。この行事に参加できないからといって、単位取得ができないわけではないが(単に授業の欠席とみなす)、全部で二回分の授業(劇場建築1+演劇制作1)に相当するので参加できることが望ましい。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 ワークショップは講義に比べて、時間通りに終わることが難しい。ワークショップの回は、授業が5~10分程度延長する可能性がある(もっともここ三年間は延長はゼロ)。ワークショップでは簡単ながら体は動かす。車椅子の利用など、身体障害による履修に不安がある場合は、主任とワークショップ担当が揃う初回の授業で相談のこと(過去に車椅子での参加あり)。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9339
キーワード 演劇、伝統芸能、歌舞伎、文楽、現代劇、新劇、小劇場、劇場、公共ホール、ワークショップ。
Key Word(s) Drama, Traditional arts, Kabuki, Bunraku, Modern drama, New Theater"Shingeki", Small theater"Syougekijyo", Theater, Public theater, Workshop
学修内容 1 10月7日 授業ガイダンス ガイダンス&イントロダクション 吉丸
2 10月14日 「演劇」とは何か&日本の現代演劇1田中
3 10月21日 日本の現代演劇2&劇評の書き方 田中
4 10月28日 日本の伝統芸能 能 吉丸
5 11月11日  日本の伝統芸能 狂言 吉丸 11月4日は金曜日の授業
6 11月18日  日本の伝統芸能 歌舞伎 吉丸
7 11月25日  日本の伝統芸能 文楽 吉丸
8 12月2日  日本の伝統芸能 話芸 吉丸
9  「劇場」とは何か大月 12月9日が12/18(土)に振替
10 12月18日(土)  劇場の現場から 松浦 12月16日が12月18日に振替
11 1月6日  演劇ワークショップ(1) 油田
12 1月13日  演劇ワークショップ(2)油田
13 1月20日  演劇ワークショップ(3)鳴海
14 1月27日  演劇ワークショップとは何か 吉野
15 2月3日  まとめ&ディスカッション 吉丸
*全体のうち学外の授業が一度(授業二回分)ある。12月18日(土)の三重県文化会館小ホールで第9・10回の授業に相当。
*講師や劇場の都合でスケジュールが入れ替わることがある。
*ワークショップでは簡単ながら実際に身体を動かさなくてはならない(普段着で参加可能)。
事前・事後学修の内容 毎回Moodleで授業の感想を求める(140字程度)。ワークショップでは簡単ながら実際に身体を動かさなくてはならない。実際の観劇体験を重視する。東海圏での公演予定を教えるので、積極的に観に行くこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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