三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 言語科学演習G
げんごかがくえんしゅうじー
Language Science Seminar G
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2100-320
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 1, 2時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 吉田悦子

Yoshida, Etsuko

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 認知言語学の基本的な考え方を軸にして,そのアプローチと具体的な発話データによって可能となる,語い,文法,意味,意味変化,文法化,相互行為との接点,類型論的研究を実践的に学ぶ。
学修の目的 認知言語学のアプローチを習得し、言語コーパスや現実の発話データを利用して、言語運用の研究方法を実践的に身につけることができる。
学修の到達目標 テーマ:認知言語学の基礎と応用について実践的に学ぶ
認知言語学の基本的な考え方を軸にして,そのアプローチによって可能となる,語い,文法,意味,意味変化,文法化,相互行為との接点,類型論的研究について, 説明したり、相互に比較分析したりできるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業参加・発表 50%
moodleによる課題提出 25%
まとめの課題提出 25%
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 学生同士の意見交換を活発に行うために、読み合わせ活動の導入、質疑応答のやり方やレジュメの作り方などを工夫する予定。
教科書 野村益寛(2014)『ファンダメンタル認知言語学』ひつじ書房
参考書 授業中に指示する。
オフィスアワー 原則として火曜日3・4限(個別に相談応)
受講要件 言語科学概論B
予め履修が望ましい科目 言語科学概論B、言語科学論A、
発展科目
その他 前後期とも、具体例の分析や自然発話データを利用して、言語研究の方法について学びます。
英語で書かれた言語学のテキスト、および演習用テキストを中心に利用します。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 認知言語学、意味論、語用論、用法基盤文法、談話分析、言語データの分析と理論の検証、
卒業研究のテーマ設定、研究アプローチ
Key Word(s) Cognitive Linguistics- Semantics, Pragmatics, Discourse Analysis,  Spontaneous Speech and Conversation
学修内容 [前期]

授業計画
第1回:世界の立ち現れ方1(日常言語と認知機能の関係)
第2回:世界の立ち現れ方2(人間の認知機能についての先行研究の紹介)
第3回:意味とはなにか(意味の基礎概念とアプローチについて)
第4回:比喩1(メタファー)
第5回:比喩2(メトニミー、修辞的言語表現について)
第6回:意味変化(言葉の意味変化の方向性と歴史的変化について)
第7回:多義語(多義語の種類と分類について)
第8回:語から文へ(あいまい文などの分析)
第9回:文法とは何か(認知的アプローチによる文法の構築)
第10回:文法マーカー,品詞,文法関係(文法システムを概観する)
第11回:他動性(自動詞と他動詞のつながり)
第12回:文法化(変化する文法体系とその記述方法)
第13回:小さな記号,大きな記号(スキーマとしてどう捉えるか)
第14回:日英対照研究(応用研究からのアプローチを学ぶ)
第15回:第1~14回のまとめ
定期試験
事前・事後学修の内容 教科書を利用するが、英語論文の課題やプリントの予習が必要。発表担当者は内容を簡潔にレジュメにまとめて、発表の準備をする。担当者のレジュメについて全員参加で、質疑応答、コメント、意見交換をおこなう。
個別研究や卒論研究のテーマ設定の方法、進め方、深め方についても、文献を指示し、研究方法などを共に議論する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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