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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
留学生と日本人学生の協働学習
選択・必修
授業科目名 日本語コミュニケーションB
にほんごこみゅにけーしょんB
Japanese Communication B
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2150-004
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 早野香代(人文学部)

HAYANO, Kayo

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本語コミュニケーションの中の敬語に焦点を当て、日本社会における使用実態を調査データに基づいて考察し、敬語の「乱れ」から見える変化を通して、自分が用いるべき適切な敬語について考える。授業では、留学生と日本人学生が協働でプレゼンテーションを行い、ペア・ワークやグループワーク、ディスカッションなどのコミュニケーション活動を通して、敬語の理解と定着を図る。
学修の目的 ・敬語の原理や分類、用法を理解し、学生生活や社会生活の中で実際に使用できるようにする。
・日本語の敬語の使用実態を調査データに基づいて分析し、その背景にある日本人の心理や文化を考察する。
学修の到達目標 ・敬語の原理や分類、用法について説明することができる。
・場面や状況に合わせて敬語のコミュニケーションができる。
・調査データから特定の現象や傾向を読み取り、ある原理や原則と関係づける。
・言語や文化の異なる学生と共に日本語の敬語について協働で学習し、日本語や日本人の特徴を見い出す。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業活動30%、小テスト・レポート70%、計100%(合計60%以上で合格)。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

反転授業
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業で取り組む活動への支援とフォロー。又、課題の取り組みへの支援とフォロー。
教科書 井上史雄(2017)『新・敬語論 なぜ「乱れる」のか』NHK出版 ※購入が必要
参考書 菊地康人(1997)『敬語』講談社
菊地康人(2001)『敬語再入門』講談社
蒲谷宏ほか(2009)『敬語表現ハンドブック』大修館書店
その他適宜紹介
オフィスアワー 基本的に授業時間以外、訪問等は自由。
受講要件 留学生以外に日本人学生も受講可能。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 日本語での授業のため、留学生は基本的な日本語の会話の他、日本語の読み書きが必要となる。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=7686
キーワード 敬語、待遇表現、日本語表現とコミュニケーション、協働学習
Key Word(s) Honorific, Attitudinal expression, Expression and communication in Japanese, Collaborative learning
学修内容 テキストを基に日本語の敬語における使用実態や習得状況を協働で発表し合いながら学ぶ。
さらには、敬語の分類や用法を整理し、「乱れ」から見える変化について考える。
 1.  オリエンテーション
 2-3. 第1章 尊敬語を使いすぎる傾向
 4-5. 第2章 謙譲語の使いにくさ
 6.   第3章 丁寧語の細分化
 7.  第4章 「いただく」いただくの広がり
 8.  第5章 マニュアル敬語の経済効率
 9-10.第6章 敬語の成人後採用
 11. 第7章 長く話すベテラン層
 ⒓  第8章 丁寧に話すベテラン層
 ⒔  第9章 敬語分類の再編
 14. 第10章 敬語の「乱れ」は変化の先駆け
 15. まとめ
※受講生の関心や理解度により、変更する場合も有。
事前・事後学修の内容 事前学修:テキストを読み、語意や表現を確認する。担当個所のレジュメを作成し、発表の練習をする。その他、個人又はグループの課題を行う。
事後学修:授業の復習、振り返りの記入など
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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