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開講年度 | 2021 年度 | |
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開講区分 | 工学研究科(博士前期課程)情報工学専攻 | |
領域 |
情報工学専攻指定 |
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受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | パターン情報処理特論 | |
ぱたーんじょうほうしょりとくろん | ||
Pattern information processing | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-INAP-5
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 授業時間割表で確認ください。 | |
担当教員 | 成瀬央(工学研究科情報工学専攻) | |
Hiroshi NARUSE | ||
実務経験のある教員 | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | パターン情報処理は、画像や音声信号の解析など、さまざまな分野で信号解析やそれに基づく計測の基礎となっています。これらの信号は一般に、2次元に並んだ信号として取り扱われ、ベクトルや行列を用いて解析されます。光ファイバ上の位置と周波数をパラメータとして分布的に観測される、同様な2次元構造をもつ光ファイバの信号にもパターン情報処理が適用され、光ファイバの各計測位置において発生しているひずみ(物体の伸縮の割合)が計測されます。構造物のひずみを計測することができる光ファイバセンシングは、インフラ設備などの変状モニタリングや維持管理など、私たちの安心で安全な生活を実現するために有用です。この光ファイバセンシングを、パターン情報処理の観点から学習します。 |
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学修の目的 | 本授業の学修目的は、光ファイバセンシングにひずみ計測の原理やシステムの構成、観測される信号に対するパターン情報処理の適用に関連する知識を得ることです。 |
学修の到達目標 | 本授業の到達目標は、以下の内容について知り、さまざまな計測へ応用することができるようになることです。 ・モニタリング対象となる物体のひずみへ変位を解析するための材料力学の基礎 ・光ファイバセンシングによるひずみ計測原理やシステムの構成 ・計測システムで観測される信号に対するパターン情報処理 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 課題レポート提出、試験、プレゼンテーションなど総合的に評価します |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 授業での質問、授業評価アンケートを参考に改善を図ります |
教科書 | 教科書は使わない予定です。その理由は、本授業で取り扱う予定の内容は多岐にわたっているので、それに対応する教科書がないためです。 |
参考書 | 参考書も特にありません。必要に応じて、関連する英文の論文を紹介します。 |
オフィスアワー | 質問、連絡などについては、電子メール(naruse@pa.info.mie-u.ac.jp)でスケジュールを調整の上情報棟3階成瀬教員室で対応するが、なるべく講義時あるいは終了時にお願いしたい。 |
受講要件 | 特にはありません。 |
予め履修が望ましい科目 | 学部において履修が望ましい科目は、線形代数、微分積分、工業数学(JA,JB,JC)、計測工学、通信方式、情報伝送工学などです。 |
発展科目 | 特にありません |
その他 |
英語対応授業である。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | パターン情報処理、光ファイバセンシング、センシングシステム、材料力学 |
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Key Word(s) | Pattern information processing, fiber optic sensing, sensing system, strength of material |
学修内容 | 第1回:授業の概要と進め方(イントロダクション) 第2回~第6回:応力とひずみ、梁の曲げと応力、梁のたわみ(材料力学の基礎) 第7回~第9回:光ファイバセンシングによるひずみの計測原理とシステムの構成 第10回~第15回:計測システムで観測される信号に対するパターン情報処理 受講生の理解度によって、学習内容やスケジュールを変更します。 |
事前・事後学修の内容 | 第2回~第6回は、予備知識のない内容です。そのため事前学修として、理解しやすい材料力学の入門書を読む、あるいはパソコンで検索して調べる、また事後学修として、ひずみや変位の解析ができるようにしておいてください。 第7回~第9回と第10回~第15回については参考になる適当なものがないので、授業を理解できるように事後学習を行ってください。また、適宜、授業で課題を示しますので、それに取り組んで授業内容の理解を深めてください。 |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:180分/回 |