三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本政治史
にほんせいじし
Political History of Modern Japan
単位数 4 単位
ナンバリングコード
humn-laec2210-008
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 5, 6, 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 松本 浩延

MATSUMOTO, Hironobu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本講義は、近現代日本の政治外交の歴史を検討するものである。
本講義では、幕末・明治維新から現在に至る約150年の歴史を、4つの時期に区分して取り扱う。まず、第二次世界大戦とその敗戦で区切られた戦前・戦後の時代区分がある。さらに戦前・戦後をそれぞれの時代の形成期、展開期の2つの時期に区分する。この4つの時期区分にそって、各時期の歴史の展開や変容、その要因について講義を行う。この際、政治と経済・社会の連関、外交と内政の相互作用、東アジア・国際社会の中の日本といった視点を重視する。
なお、それぞれの時期に関連する写真や映像、基礎的な統計なども適宜紹介する。
学修の目的 近現代日本の政治外交に関する基礎的な知識や、最新の研究上の知見を習得すること。
習得した知識を適切に参照しつつ、現在の政治外交上の諸課題に対して、自分自身の意見を持ち、判断や選択をすることができるようになること。
歴史解釈や政治外交上の意見の多様性を理解しつつ、異なる意見への受容性を持てるようになること。
学修の到達目標 近現代日本の政治外交にかかわる基礎的な知識の習得。
知識をもとに意見を持ち、判断や選択の際、適切に歴史を参照できること。
意見の多様性を理解し、異なる意見を受容できること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験60%、小レポート40%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 パワーポイントを利用し、毎回レジュメを配布して行う。
感想票や授業アンケート等をもとに、受講生の関心に沿ったテーマや事項も紹介する。
教科書 五百旗頭薫、奈良岡聰智『日本政治外交史』(放送大学教育振興会、2019年)
参考書 清水唯一朗、瀧井一博、村井良太『日本政治史-現代日本を形作るもの』(有斐閣、2020年)
蓑原俊洋、奈良岡聰智編『ハンドブック近代日本外交史』(ミネルヴァ書房、2016年)
五百旗頭真編『戦後日本外交史 第3版補訂版』(有斐閣、2014年)
オフィスアワー 授業前後の休憩時間に質問を受け付けます。
必要に応じてオンライン(メール等)でも質問を受け付けます。
受講要件
予め履修が望ましい科目 特になし。
発展科目 政治学原論、国際関係論、政治思想史。
その他 Maruzen eBook Library等の電子ブックも積極的に活用してください。
http://www.lib.mie-u.ac.jp/e_journal/e_book/
この科目は法政コース統治システム履修プログラムに属します。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 西洋の衝撃、明治維新、条約改正、政党政治、政軍関係、占領改革、五五年体制、日米安保体制、高度経済成長、政治改革、政権交代
Key Word(s) Western Impact, Meiji Restoration, Treaty Revision, Party Politics, Political-Military Relations, Occupation Reform, 1955 System, Japan-U.S. Security Arrangements, Period of High Economic Growth, Political Reform, Changes of Government
学修内容 Ⅰ戦前日本の政治と外交―形成期
1.はじめに―西洋の衝撃 2.明治維新の始動―近代国家の建設 
3.明治維新への反応―西南戦争、自由民権運動 4.大日本帝国憲法の制定と議会開設 
5.立憲国家の形成と運用 6.条約改正 
7.日清戦争と東アジアの中の日本 8.日露戦争と「不羈独立」の完成

Ⅱ.戦前日本の政治と外交―展開期
1.第一次世界大戦と「大陸国家」日本 2.大正デモクラシーと政党政治 
3.世界恐慌と満州事変 4.立憲国家の動揺と変容 
5.総力戦としての日中戦争 6.太平洋戦争への道 
7.敗戦と大日本帝国の崩壊 8.戦前日本の政治と外交

Ⅲ.戦後日本の政治と外交―形成期
1.占領改革と日本国憲法の制定 2.講和と独立―朝鮮戦争と冷戦 
3.一九五五年体制の形成と確立―自民党と社会党 4.「経済の時代」―高度経済成長の光と影 5.日米安保体制の確立 6.独立の完遂―沖縄返還と日中国交正常化

Ⅳ.戦後日本の政治と外交―展開期
1.Japan as No.1―経済成長・利益政治・国土開発 2.「経済大国」日本の政治と外交 
3.冷戦の終焉と政治改革 4.政権交代と連立政治の常態化 
5.政治改革と改革政治 6.民主党政権とその蹉跌 
7.現代日本の諸課題とその歴史的経緯 8.戦後日本の政治と外交

※受講生の関心や理解度に応じてシラバスを変更する場合がある。
事前・事後学修の内容 事前学習
・教科書の指定箇所を事前に通読する。
・疑問点や不明点を把握する。

事後学修
・講義中に紹介する参考文献や参考情報へのアクセス。
・講義内容の復習。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University