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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本文学演習G
にほんぶんがくえんしゅう じー
Seminar in Japanese Literature G
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 冨田 和子(非常勤講師)

TOMIDA, Kazuko

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 横井也有の俳文集『鶉衣』を読む。本書は也有(1702~1783)生涯の作で、芭蕉の俳文とは異なる世界を開拓し、古来俳文の白眉として高く評価される。大田南畝(1749~1823)が「借物の弁」を読んで感動し、蔦屋から刊行したのが前編と後編(1787~88)である。長編のため「奈良団賛」他選んで、グループを作り分担して、注を参考にして用語を確認し、時代背景(文化や習俗・社会制度)を調査しながら丁寧に読んでいく。
学修の目的 『鶉衣』を正確に解釈し、大田南畝を感動させたというその面白さを理解する。そして、俳文とは何かを知る。
言葉への関心を深める。
学修の到達目標 『鶉衣』の読解を通して、近世俳諧の調査に関する基礎的方法を身につける。また、江戸時代の文化や習俗や社会制度に関する知識を得る。
言葉への関心を深め、より一層、注意を払うようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 演習での発表70%。期末レポート30%。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 横井也有著 ・堀切実校注『鶉衣』上・下(岩波文庫)2011年。
参考書 野田千平『稿本系うづら衣・本文と研究』昭和55年、横井也有著 ・堀切実校注『鶉衣』上・下(岩波文庫)2011年、『新編 日本古典文学全集』67「近世俳文集」(小学館)。 その他、授業内で適宜紹介する。
オフィスアワー 非常勤講師のため、人文学部吉丸雄哉先生に連絡のこと。
受講要件 日本古典文法の知識を有すること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 時代背景のため、現代の人権意識と照らし合わせて、差別的な表現を見る可能性があることを了解したうえで受講のこと。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9301
キーワード 近世文学・俳文・鶉衣
Key Word(s) Early modern Japanese literature, HAIBUN, UZURAGOROMO
学修内容 1回 概説 (近世俳諧・俳文の説明。授業の進め方、 成績評価の方法など)
2回 近世俳諧研究の方法について (基本参考書の紹介、資料の集め方など)・横井也有について
3回 発表資料作成について(翻刻、注釈の検証、現代語訳の仕方)・奈良団賛
4回から14回までは、学生分担による発表
15回 まとめ
事前・事後学修の内容 事前学修は、発表担当者以外も作品を読んで、注釈や現代語訳について考える。
図書館やインターネットで調べる。
事後学修:興味をもった事項は積極的に調査する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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