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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部法律経済学科・社会科学科 | |
受講対象学生 |
法律経済学科専用 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 特殊講義[政治社会学Ⅰ] | |
とくしゅこうぎ せいじしゃかいがく いち | ||
Political sociology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-laec2210-027
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 5, 6時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 岡田宏太郎 | |
OKADA,Kotaro | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | まず、講義全体の前提として、人間の社会的行為、社会関係についての原理的考察を試みる。これに基づき、日本の政治社会に関する古典的文献にも親しみながら、日本社会の構造的特質、とくに「集団主義」と「タテ社会」のパラドクス、日本社会に繰り返し現れる変動パターンを明らかにしていく。具体的事例として、自民党長期政権時代(「五五年体制」期)から今日に至る政治変動と、昭和ファシズムの時期をとりあげる。こうした考察を通じ、近現代における日本の政治社会変容の今日的到達点を俯瞰する。 |
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学修の目的 | 人文社会科学全般にかかわる原理的なレベルから考え、日本の政治・行政の構造的特質、動態の特質を把握していく。原理的なレベルからの考察により、日本の政治社会の逆説的な性格について解き明かし、これにより、マクロな社会現象から身近な人間関係まで、自分なりに分析する手がかりを得られるようにしたい。 |
学修の到達目標 | 1 人間の社会的行為を把握する視点、方法について一定の理解を得る。 2 1に基づき、日本の政治社会の安定期のメカニズムについて一定の理解を得る。 3 一に基づき、日本社会の変動期のメカニズムについて一定の理解を得る。 4 社会科学の学問的いとなみは、どのような意味で、実社会に影響を与えるのかについて一定の理解を得る。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 期末試験による。(60%以上で合格)。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 講義内容を取捨選択し、話の流れをさらに改善したい。また質問を定期的に回収する仕組みを設け、重要な質問については授業時間内に答え、受講者全員で共有できるようにしたい。 |
教科書 | 教科書は使用しない。 |
参考書 | 土居健郎『甘えの構造』(弘文堂)、丸山真男『現代政治の思想と行動・増補版』(未来社)、辻清明『新版・日本官僚制の研究』(東京大学出版会)、夏目漱石『私の個人主義』(講談社学術文庫)、野中尚人『自民党政治の終わり』(ちくま新書)、山口二郎『戦後政治の崩壊』(岩波新書) |
オフィスアワー | 非常勤講師なので質問等は授業の前後にお願いします。なお授業時間内に質問を回収する仕組みを設けます。 |
受講要件 | 特にないが、講義のテーマに関心をもっていることが望ましい。 |
予め履修が望ましい科目 | 教養教育「政治学」岡田担当 |
発展科目 | 後期の政治社会学Ⅱ |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 社会的行為 集団主義 自民党 昭和ファシズム |
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Key Word(s) | nature of social action, groupism, Liberal Democratic Party, Japanese facism |
学修内容 | 1 講義: 社会的行為とは何か 2 講義: 社会的行為と言葉 3、講義:「甘え」の構造 4、講義:「母性社会」としての日本 5 講義:自民党の利益政治と集団主義 6、講義:「五五年体制」の与党と集団主義 7、講義:集団主義のパラドクス 8、講義:集団主義とタテ社会 9、講義:日本官僚制と企業社会のパラドクス 10、講義:日本社会の変動期の特質 11、講義:「超国家主義」成立のダイナミズム 12、講義:「超国家主義」の「抑圧委譲」と「下剋上」 13、講義:1990年代以降の日本政治のダイナミズム 14、講義:日本政治の変動のパターンとその変容 15、講義:まとめ |
事前・事後学修の内容 | 各回の講義は相互に関連しあって全体の内容を構成していくので、継続的に出席し、前回までの内容をよく復習して次の講義に備えることがのぞましい。また講義の中で、重要ポイント、キーワードを明示していくので、期末試験にむけてそれらをおさえていくこと。 参考文献のうち、講義で取り上げ取り組みやすくなったものから読んでみること。分からないことは、積極的に質問して解決していくこと。 |