三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)情報工学専攻
領域
情報工学専攻指定
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修
授業科目名 ヒューマン・インタフェース特論
ひゅーまん・いんたふぇーすとくろん
Human Interface
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-INAP-5
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 若林 哲史(大学院工学研究科情報工学専攻)

WAKABAYASHI, Tetsushi

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 アプリケーションソフトウェアを利用するユーザにとっては、ユーザ・インタフェースがソフトウェアそのものと言っても過言ではない。いかに優れた機能を持つソフトウェアであってもユーザ・インタフェースが使いにくいものであれば、評価は低くなる。OS、アプリケーションソフトウェア、ウェブページなどのインタフェース設計の重要性は高まっており、ソフトウェア開発者は、人と機械の相互作用における認知的基礎を再吟味し、どのような理由でインタフェース設計が成功、あるいは失敗するのかを知る必要がある。本講義では、インタフェース設計において考慮すべき人間の特性について解説し、従来のインタフェースの欠陥を克服するための新しいアイデアについて紹介する。
学修の目的
学修の到達目標 人間の特性を考慮した使いやすいユーザインタフェース設計を行えるようにする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出席、レポート、発表・討論
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 Jef Raskin, "The Humane Interface," Pearson Education, Addison-Wesley, 2000.
参考書 D. A. ノーマン, "誰のためのデザイン?—認知科学者のデザイン原論," 新曜社, 1990.
オフィスアワー 授業終了後、教室又は第2合同棟5階若林教官室で対応。
waka@hi.info.mie-u.ac.jpで随時対応、または予約受付可。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目
発展科目 ヒューマン・インタフェース演習 I, II
その他 前半は講義を行い、後半は講義の内容に関連する話題について、学生が調査、グループディスカッション、発表、討論を行う(PBL形式の授業)。
評価基準:前半講義のレポート33%、発表50%、他者への評価17%、計100%

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ヒューマン・インタフェース ユーザ・インタフェース ヒューマン・コンピュータ・インタラクション
Key Word(s)
学修内容 第1回 インタフェースの定義
第2回 認知工学と注意の所在―認知的意識と無意識
第3回 認知工学と注意の所在―習慣の形成と注意の所在
第4回 モードと擬似モード
第5回 名詞―動詞形式と動詞―名詞形式
第6回 可視性とアフォーダンス、モノトニー
第7回 インタフェースの定量的分析―GOMSキーストロークレベルモデル
第8回 インタフェースの定量的分析―情報効率、文字効率
第9回 インタフェースの定量的分析―Fittsの法則、Hickの法則
第10回 PBL課題についての説明、グループディスカッション
第11回 発表、質疑応答、グループディスカッション
第12回 発表、質疑応答、グループディスカッション
第13回 発表、質疑応答、グループディスカッション
第14回 発表、質疑応答、グループディスカッション
第15回 発表、質疑応答、グループディスカッション
事前・事後学修の内容 家電製品や携帯電話の操作、ビデオの予約、バイト先のレジ等、身近な入力インタフェースを用いるタスクを取り上げ、その問題点と改善方法を検討する。可視性、アフォーダンス、モード、モノトニーの観点から定性的な改善方法を提示するとともに、改善前後について、GOMSキーストロークレベルモデル、情報効率、文字効率、Fittsの法則・Hickの法則等で定量的な比較分析をする。受講者はグループで課題に取り組んだ結果をパワーポイントによって発表し、他グループの学生は採点シートで評価を行う。評価者は、高い評価には良かった点、普通の評価や低い評価には建設的な意見を併記することにより、単なるあら探しではなく、発表グループを盛り立てて成長させることを心がける。発表グループは自分達に対する採点シートを受け取り、グループメンバーにとって有益かどうかという基準で「評価に対する評価」を行う。

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