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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教育学部・幼児教育に関する専門科目(A類)
科目名 児童福祉
じどうふくし
Child Welfare
受講対象学生 A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次
~70 期生
卒業要件の種別 必修
授業科目名 児童福祉
じどうふくし
Child Welfare
単位数 2 単位
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次
71 期生
卒業要件の種別 必修
授業科目名 子ども家庭福祉
こどもかていふくし
Child and Family Welfare
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-pres-SOCI2041-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 3, 4時限
開講場所 保育実習室Ⅰ

担当教員 須永 進

SUNAGA,Susumu

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 1945年の敗戦による貧困、困窮的状況から半世紀余りを経て物質的豊かさを迎えた今日に至り、その間子どもを取り巻く環境は、大きく変容を遂げてきた。同様に、子どもの生命・生存から豊かな成長と発達を保障する社会的支援も変容を迫られている。ここでは、こうした経緯を振り返りながら、子どもや子どもを支える人的パワーに焦点をあて、その過程や問題点を明らかにする。また、社会的支援としての子ども家庭支援の動向を理解し、子どもにとって必要な、すなわち、「子どもの最善の利益」が保障され、実現化されるための課題について考えていくことがこの授業の全体の概要である。
学修の目的 子ども福祉に関して、特に戦後の子ども福祉の動向に目を向けることにより、いま子どもが置かれている状況の理解につながることになる。また、これからの子どもへの福祉を考えるための基本的な枠組みや知識の獲得を目的としている。このように、過去や現在をふまえながら、これからの子どもの福祉の在り方を考えていける力を培うことを主目的としている。
学修の到達目標 子どもの福祉に関して、その経緯や社会的背景、動向などが理解できる。また、いま子どもの置かれている状況を理解することができる。 さらには、今後も予想される社会的、経済的、文化的変動のなかにあって、子どもの最善の利益を保障し、実現化するために望まれる社会的支援の「あるべき姿」を思い描くことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 課題レポート 50%、授業での取り組み方(意欲や積極性、参加意識など) 50%    計 100%
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義を中心に進めながら、必要に応じて一つのテーマについてグループ討議や発表を行い、受講生の相互理解を深めるようにしている。
教科書 未定
参考書 適宜、授業時に提示予定。
オフィスアワー 毎週月曜日 13:00~14:30 2号館3階 幼児教育研究室
受講要件
予め履修が望ましい科目 保育原理
発展科目 社会福祉、幼児教育学特別研究 Ⅰ、Ⅱ
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 子ども家庭福祉, 子どもの最善の利益
Key Word(s) Child and Family Welbeing、The Best interests of the Child 
学修内容 授業目的を達成するために、この「子ども家庭福祉」では以下の内容を中心に進めていく予定でいる。
 1.「子ども家庭福祉」を学ぶ意義とその方法
 2.日本の現代社会と子どもたち
 3.日本の子どもの福祉とその理念
 4.多様化する現代の家庭・家族と子どもたち
 5.子どもと家庭の福祉を支える制度の動向  
 6.子どもと家庭のための福祉施策とその現状          
 7.子どもと家庭を支える福祉施設とその役割 (1)     
 8.子どもと家庭を支える福祉施設とその役割 (2)
 9.子育て支援の制度とその動向            
 10.子育て支援事業の展開と課題-地域子育て支援事業を事例に
 11.子どもの人権擁護とその現状     
 12.現代の子どもと家庭を取り巻く課題(1)-DV,子どもへの虐待
 13.現代の子どもと家庭を取り巻く課題(2)-貧困問題 他
 14.子どもと家庭の福祉を支える職員の専門性と職務
 15.全体のまとめ-これからの望ましい子ども家庭福祉のあり方につ
   いて
事前・事後学修の内容 この講義を受講する際に、子どもや家庭の福祉に関する記事やニュースを手掛かりに、その背景や問題点を考え、保育者の立場からその解決の方法や意見をまとめるようにする。また、関連する資料や文献を調べ、子どもへの福祉のあり方に対する考えを持つようにする必要がある。

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