シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2020 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・美術 | |
科目名 | 美術理論及び美術史 | |
びじゅつりろんおよびびじゅつし | ||
Theory and History of Art | ||
受講対象学生 |
教育学部, A 類 学部(学士課程) : 1年次 期生 |
|
卒業要件の種別 | 必修 |
|
授業科目名 | 造形芸術論 | |
ぞうけいげいじゅつろん | ||
Theory of Visual Art | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | educ-arts-ARTS1052-001
|
|
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
|
開講時間 |
木曜日 1, 2時限 |
|
開講場所 | S-201教室 | |
担当教員 | 山口泰弘 | |
YAMAGUCHI, Yasuhiro | ||
SDGsの目標 |
|
授業の概要 | 江戸時代を中心とした日本と西洋とのあいだの美術上の接触を検証し、異文化体験の衝撃が促した文化の変容について探っていく。さらに、それを基点にして日本文化の特性を浮き彫りにしていく。 江戸文化というと、鎖国によって閉ざされたなかで密やかに成熟した文化と思われがちである。しかし、長崎の出島に開かれた小さな戸口からは、西洋という未知なものへの好奇心をかき立てる様々なイメージが意外なほど多く流れ込んだ。歌川広重の「東海道五十三次」や葛飾北斎の「富嶽三十六景」は、実は、江戸文化の伝統と新たな西洋イメージとの相克と融合の結果生まれたともいえる。この授業では、西洋という異文化に接触したときに発生した江戸文化の変容を、美術史の視点から考察する。 また、学期中、数回展覧会見学を実施し、実作品を鑑賞する機会をつくる。 |
---|---|
学修の目的 | 具体的な作品提示によって多くの知識を得ることができるほか、作品相互の関係性を明らかにすることで、文化の多様性、広汎性を理解する。 |
学修の到達目標 | 美術史の基礎的な概念や研究方法について学習する。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 出席と記述試験・展覧会見学レポートの成績を総合評価する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | プレゼンテーションソフト等の使用により可視化された授業を行うとともに、美術館見学等を行うことで作品体験の機会を増やす。 |
教科書 | 適宜提示する。 |
参考書 | |
オフィスアワー | 芸術学研究室(教育学部2号館2階) 毎週木曜日 12:00~13:00 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 美術史概説I |
発展科目 | 美術史演習I、美術史演習II、美術史概説III、古美術研究 |
その他 | 展覧会見学(三重県・愛知県・岐阜県等東海地域)に必要な交通費・入館料等の諸経費は受講生の負担とする。 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 絵画における異文化接触 |
---|---|
Key Word(s) | nankin western style ranga ukiyoe |
学修内容 | 第1回 ガイダンス 第2回 概説 南蛮美術と洋風画および浮世絵 第3回 南蛮美術(1) 世界図上の日本 第4回 南蛮美術(2) 南蛮屏風 第5回 南蛮美術(3) 洋人奏楽図屏風 第6回 中国における西洋イメージ(1) 円明園・北京のベルサイユ宮殿 第7回 中国における西洋イメージ(2) カスティリオーネ・郎世寧 第8回 洋風画(1) 円山応挙と眼鏡絵 第9回 洋風画(2) 秋田蘭画 第10回 洋風画(3) 司馬江漢 第11回 浮世絵(1) 浮絵 第12回 浮世絵(2) 葛飾北斎 第13回 浮世絵(3) 歌川広重 第14回 浮世絵(4) 歌川国芳 第15回 まとめ 定期試験 |
事前・事後学修の内容 |