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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 工学部分子素材工学科/総合工学科応用化学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 無機化学B(無機物質の各論)
むきかがくびー
Inorganic Chemistry B
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-INAN-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 森 大輔(工学部分子素材工学科)

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 無機化学Aで学んだ無機化学の基礎を基にして、典型元素と遷移元素を各族に分けて順番に取り扱う。その資源、精製法、単体、同素体、化合物、化学結合等について、化学的・物理的性質や応用例を紹介しながら、周期表を横断的に学習する。さらに、結晶場理論やスペクトルの理解を目標とする。
学修の目的
学修の到達目標 周期表にある元素の周期的性質を把握することと、元素が構成する物質である金属結晶、イオン結晶、共有性分子において種々の化学的、物理的性質の発現に周期性が反映されている事実とその原因を結びつけて理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 社会人としてふさわしい幅広い教養をもつ。化学の研究者・技術者として、基本的な専門知識を修得している。【知識・理解】
 自然現象を化学の観点から論理的に説明できる。科学技術や社会活動に関する問題を化学の観点から思考できる。【思考・判断】
 化学に関する技術や知識について、自主的かつ継続的に学習できる。【興味・関心】
 科学技術による社会への貢献や自然に与える影響について考えようとする姿勢を備えている。【態度】
 化学の問題に関する研究や開発を計画的に進め、まとめることができる。【技能・表現】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 定期試験(100%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 学生の授業評価アンケートの結果等を参考にして適宜改善する。
教科書 無機化学(リー、東京化学同人)
参考書
オフィスアワー 毎週金曜日17:00~18:00 総合研究棟Ⅰ 206号室
受講要件
予め履修が望ましい科目 無機化学Aを修得していることが望ましい。
発展科目 素材化学、複合材料化学、電気材料化学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 周期表、酸塩基、結合、材料科学
Key Word(s) Periodic table, acid-base reaction, bond, materials science
学修内容 第1回 水素:
 水素の同位体、水素原子の構造を理解する。
 水素化物の結合の種類を理解する。
第2回 アルカリ金属:
 アルカリ金属元素の一般的性質を理解する。
 アルカリ金属の溶解性と水和を理解する。
第3回 アルカリ土類金属:
 アルカリ土類金属の一般的性質を理解する。
 アルカリ土類金属の化学的性質を理解する。
第4回 第13族元素:
 第13元素の一般的性質を理解する。
 酸化物、水素化物、ハロゲン化物の構造と性質を理解する。
第5回 第14族元素:
 第14族元素の一般的性質を理解する。
 同素体、多形体の構造と性質を理解する。
第6回 第15族元素:
 第15族元素の一般的性質を理解する。
 水素化物、ハロゲン化物の構造と性質を理解する。
第7回 第16族元素:
 第16族元素の一般的性質を理解する。
 水素化物、ハロゲン化物の構造と性質を理解する。
第8回 第17族元素:
 第Ⅶ族元素の一般的性質を理解する。
 ハロゲン間化合物の構造と性質を理解する。
第9回 第18族元素:
 第18族元素の一般的性質を理解する。
 キセノンの化学について理解する。
第10回 結晶場理論の基礎: 
 結晶場理論の基礎について理解する。
 第11回 結晶場理論の実例:
結晶場理論の実例について学習する。
第12回 d-ブロック:
 磁気的性質を学習する。
 主な化合物と性質について理解する。
第13回 f-ブロック元素:
 磁気的性質を学習する。
 主な化合物と性質について理解する。
第14回 重い元素、原子核:
 重い元素の一般的性質について理解する。
 核分裂の基礎的事項について学ぶ。
第15回 スペクトル:
 スペクトル測定の意味について理解する。
 許容、禁制遷移について理解する。
事前・事後学修の内容 各回の始まる前までに教科書を読み、どのような内容の講義であるかをあらかじめ知っておく。また、演習が併設されているので予習や復習に活用すること。

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