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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修
授業科目名 日本考古学特講G
にほんこうこがくとっこうG
Lecture on Japanese Archaeology G
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2110-048
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
開講場所

担当教員 入倉 徳裕(非常勤講師)

IRIKURA, Norihiro

実務経験のある教員 奈良県立橿原考古学研究所および奈良県教育委員会事務局文化財保存課における30年間の実務経験を活かした授業をおこなう。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 考古学の研究がどのように行われてきたをふり返り、今後どのような技術・方法が必要かを考える。
学修の目的 近年の考古学の年代分析、材質分析、精度分析の現状を紹介し、今後研究を進める上で必要な技術・方法を理解する。
学修の到達目標 これからの考古学・古代史の研究には、数理的分析・理化学的な分析方法に対する理解を深める必要があることを理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

感じる力=15%、考える力=60%、生きる力=10%、コミュニケーション力=15%

成績評価方法と基準 期末試験100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 パワーポイントの資料をPDF化して配布する。パワーポイント中に、質問を用意し学生に答えさせる。
教科書 授業で必要な資料はプリントして配布する。
参考書 授業中に適宜紹介する。
オフィスアワー 申し出があれば日時を指示する。
受講要件
予め履修が望ましい科目 他の日本考古学関係の講義を受講していることが望ましい。
発展科目 日本考古学特講A~F
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 科学リテラシー、理化学的分析、数理的分析、年代学、弥生時代、古墳時代、都城制
Key Word(s) Science literacy, Physicochemical analysis, Mathematical analysis, Chronology, Yayoi period, Kofun period, City planning
学修内容 第1回 ガイダンス―旧石器遺跡捏造事件の教訓から―
第2回 考古学の研究材料と目的
第3回 考古学研究の歴史Ⅰ―近代考古学の成立―
第4回 考古学研究の歴史Ⅱ―日本考古学の発達―
第5回 年代決定法Ⅰ―型式学と層位学―
第6回 年代決定法Ⅱ―理化学的年代測定法―
第7回 C14年代法の実際と問題点―箸墓古墳の築造年代はいつか―
第8回 年輪年代法の実際と問題点―弥生時代の年代は繰り上がるか―
第9回 鉛同位体比法―三角縁神獣鏡の製作年代はいつか―
第10回 陵墓制の起源と古墳の編年―陵墓の記録は信頼できるか― 
第11回 王の在位年数と古墳の年代―大王墓は何基存在するか―
第12回 後期古墳の年代―五条野丸山古墳の被葬者を考える―
第13回 条坊制都城の造営精度Ⅰ―藤原京―
第14回 条坊制都城の造営精度Ⅰ―平城京―
第15回 条里施工基準と年代
事前・事後学修の内容 毎回テーマに沿ったプリントを配布し、講義で解説するので、興味あることを各自が学習発展させてほしい。

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