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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)物理工学専攻
領域 主領域 : G
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 2年次
選択・必修
授業科目名 トライボロジー演習
とらいぼろじーえんしゅう
Seminar in Tribology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-MECH-5
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6, 7, 8時限
開講場所 各研究室

担当教員 中村 裕一(工学研究科物理工学専攻)

NAKAMURA yuichi

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 トライボロジーは機械などの摩擦,摩耗,潤滑に関する学問である.その基礎チャートであるストライベック線図の重要パラメータの潤滑油粘度の温度,圧力依存に関する著名な英文論文を輪読して,潤滑油のレオロジー特性を自主的に学習・調査・考察して理解する.
Tribology is the subject concering friction, wear and lubrication of machine elements. By group reading a famous paper concerning pressure and temperature dependence of lubricant viscosity which is an important parameter of Stribek curve, rheorogical properties of lubricant oil would be understood spontaneously.
学修の目的 機械の摩擦,摩耗,潤滑に関わる潤滑油粘度の温度,圧力依存レオロジー特性の知識を得ること,自主的に学習・調査・考察する能力を身につけることを目的とする.
The goal of this seminar is to obtain knowledge of pressure and temperature dependent properties of lubricant viscosity and rheology concerning friction, wear and lubrication of machine elements spontaneously.
学修の到達目標 潤滑油のレオロジー特性を自主的に学習・調査・考察して理解する
Achievement is to understood and investigate rheorogical properties of lubricant oil be spontaneously.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出席回数,レポート,授業の予習度,基礎的用語・記号の理解度
attendant, reports, ability to understand basic technical terms, pre-study.
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業中の質疑から理解度を判定し,理解が不十分な点については補足説明する.
教科書 教科書:配布資料,図解トライボロジー(村木正芳,日刊工業新聞社)
参考書 参考書:トライボロジー入門(岡本純三他2名,幸書房),レオロジーの基礎関係の本
オフィスアワー 質問には第2合同棟(物理棟)4階6406室で対応する.電子メールによる質問も可,E-mail: nakamura.yuichi@mie-u.ac.jp
受講要件 履修が望ましい科目の復習および参考書の参照が望ましい
予め履修が望ましい科目 機械設計,流体力学,材料力学
machine design, hydrodynamics, strengh of machine elements
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 機械,摩擦,摩耗,潤滑,潤滑油,粘度,温度,圧力
Key Word(s) machine, wear, friction, lubrication, lubricating oil, high-pressure, viscosity, elevated temperature
学修内容 1回目 高分子,潤滑油の粘弾性,レオロジーの基礎
2回目 液体粘度理論のこれまでの研究
3回目 油の高圧レオロジー実験(粘度測定,ガラス転移温度測定)
4回目 カーブフィティング
5,6回目 自由体積モデルのモデル化
7,8回目 WLF式の改良 
9,10回目 自由体積モデルの評価 
11,12回目 自由体積モデルの応用(誘電率と粘弾性緩和)
13,14回目 ASME Pressure-Viscosity Reportにおける分析
15,16回目 弾性流体潤滑での潤滑油の薄膜形成の可能性の予測
事前・事後学修の内容 予習: 担当部分の下調べ,配布の単語帳を事前に見ておく
復習:前回担当部分の重要部分の要約,有用公式,先生指摘の箇所を板書して説明

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