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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・英語
科目名 英米文学
えいべいぶんがく
English and American Literature
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 3年次, 4年次
~70 期生
この授業科目の標準履修学年は3年次です。
卒業要件の種別 必修
授業科目名 英米文学ゼミナール Ⅱ(小説)
えいべいぶんがくぜみなーる II (しょうせつ)
Seminar in English and American Literature II (Novel)
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-engl-LITR3015-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
開講場所 教育学部専門1号館3階(英語科第1演習室)

担当教員 宮地信弘(教育学部英語教育講座)

Nobuhiro Miyachi

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ファンタジー小説講読。
20世紀におけるファンタジー文学の傑作とされるUrsula K. Le Guinの"The Earthsea Cycle"の第2作(The Tombs of Atuan)を読み、ファンタジー文学の特質について考える。
学修の目的 1)英米の優れた作品を読み、英米文学に親しみ、同時に異文化への理解を深める。
2)文学テクストの精読と分析を通じて考える力や感じる力・気づく力を養う。
3)文学作品を英語原文で読み、精読と速読の両面から英語読解力の向上を図る。
4)英語原文の読解を通して、英語を書く際に求められる英語らしい表現を学ぶ。
学修の到達目標 1)現代のファンタジー文学を読み、その特質を説明できるようになる。
2)文学作品の精読を通してその主題と技巧を分析できるようになる。
3)原書で文学作品を読むことにより、十分な英語読解能力を身につける。
4)英語原文の読解を通して、自然な英語らしい表現や英語の感覚を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 成績評価は以下の3点を勘案する。
・授業に取り組む姿勢(授業中の発表・ハンドアウト・理解度等)
・冬休み期間の宿題および宿題確認テスト
・期末テスト(試験の一部をレポートとする場合はレポートを含む)
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 受講生の読解能力を考慮して授業計画や進度を調節することがあります。
教科書 Ursula K. Le Guin, "The Tombs of Atuan" (Atheneum Books for Young Readers) [諸般の事情により、テキストを変更することがあります]
*テキストは各自Amazonで購入してもらいます(後期開講前に受講予定者に購入に必要な情報を提供します)。
参考書 関連資料を適宜配布。
オフィスアワー 水曜日3-4限(10:30-12:00)
宮地研究室
受講要件 「英米文学概論」を履修済みか履修中であること。あわせてAIIの学生(中学校英語一種免許取得希望者)は「現代英米文学演習 I 」及び「現代英米文学演習 II 」を履修済みか履修中であること。
予め履修が望ましい科目 英米文学概論
現代英米文学演習 I - II
英米文学ゼミナール I
発展科目 英米文学ゼミナール III-IV
その他 *英語専攻生必修。
*一定程度の英語読解力と英語習熟度が求められます。
*この第2巻に先立つEarthsea Cycleの第1巻("A Wizard of Earthsea")を読んでおくことが望ましい。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ファンタジー、アースシー物語、魔法、テクスト分析
Key Word(s) fantasy, Earthsea Cycle, wizardry, text analysis
学修内容 第1回:授業概要説明。著者紹介および作品紹介
第2回:第1巻の内容紹介および第2巻との関わり・Prologue:
第3回:第1章 The Eaten One:内容要約と重要箇所の精読。問題点の指摘と分析(以下同じ)
第4回:第2章 The Wall around the Place
第5回:第3章 The Prisoners
第6回:第4章 The Dreams and Tales 1
第7回:第4章 The Dreams and Tales 2
第8回:第5章 Light under the Hill 
第9回:第6章 The Man Trap
第10回:第7章 The Great Treasure
第11回:第8章 Names 
第12回:第9章 The Ring of Erreth-Akbe
第13回:第10章 The Anger of the Dark
第14回:第11章 The Western Mountains
第15回:第12章 Voyage:作品の主題および問題点の考察
第16回:期末テスト(テストの一部をレポート課題とすることもある)

・授業は担当形式で行います。
担当者は担当部分の内容を要約したハンドアウトを準備し、テクストの問題点とそれに対する自分の考えを発表します。その後、表現語句、登場人物の性格や心理、作品の主題などに注意を払いながら重要な個所を精読します。詳しくは最初の授業で指示します。
・受講生の能力と内容の難易度に応じて、授業計画と進度を調整することがあります。
事前・事後学修の内容 1)受講生は相当程度の英語読解力と英語への習熟度が求められます。
2)毎回10ページ程度テキストを読んでくることが求められます。
3)授業の進み具合によっては冬休み期間中にテキストを相当ページ読んでくる宿題を出すことがあります。

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