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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ヨーロッパ・地中海倫理思想演習B | |
よーろっぱちちゅうかいりんりしそうえんしゅうびー | ||
Seminar in European Ethics B | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
2017年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ヨーロッパ・地中海倫理思想演習B | |
よーろっぱちちゅうかいりんりしそうえんしゅうびー | ||
Seminar in European Ethics B | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 5, 6時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 安倍 里美(人文学部) | |
ABE,Satomi | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 平等であるということはいかなる状態を指すのでしょうか。また平等はどのような意味で我々にとって重要であると言えるのでしょうか。トマス・ネーゲルとデレク・パーフィットは、平等の価値をめぐって対立する見解を示しました。本講義では、両者のそれぞれの論文を比較しつつ読解することを通して、平等についての理解を深めることを目指します。 |
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学修の目的 | (1)平等に関する哲学の抽象度の高い議論に向き合い、内容を理解するのに十分な英語読解力を身につける。 (2)抽象度の高い哲学的議論でも、時間をかけてテキストに向き合えば理解できるという実感を持つ。 (3)哲学的な議論をする際に、自身が支持する見解と対立する理論をとっている相手が主張しようとしていることを矮小化せず、相手の主張の説得性を正当に評価することの重要さを理解する。 (4)目標(2)、(3)に掲げるような姿勢でテキストと向き合うことの楽しさを知る。 |
学修の到達目標 | (1)ネーゲルとパーフィットのアーギュメントを理解し、正確に説明できるようになる。 (2)平等に帰せられる価値についての自分なりの見解を持ち、それを説明できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 平常点:70% 毎回の授業における参加姿勢、予習や訳文の出来栄え、ディスカッションへの参加状況などを総合的に判断して評価します。 中間レポート:30% 授業期間内に講読文献とその内容にかかわるレポートを課します。それによって理解度や到達度、応用力などを評価します。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | 受講生の理解度に応じて、1回の講義で取り扱うテキストの分量を調整する。 |
教科書 | ・Thomas Nagel, Mortal Questions, 1979, Cambridge Unidersity Press. ・Derek Parfit, "Equality and Priority", 1997, Ratio. (プリントを配布します) |
参考書 | |
オフィスアワー | 講義中に指示します。 |
受講要件 | 特にありません。 |
予め履修が望ましい科目 | 特にありません。 |
発展科目 | 哲学、倫理学 |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 平等性、優先性、水準低下の議論、価値 |
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Key Word(s) | Equality, Priority, Leveling-Down Argument, Value |
学修内容 | 第1回:ガイダンス 第2回〜第8回:Mortal Questions Chap. の講読およびディスカッション 第9回〜第15回:Equality and Priorityの講読およびディスカッション |
事前・事後学修の内容 | 本講義の目的の一つは、受講者にテキスト読解力を身につけてもらうことです。ですので、講義時には事前に決めた担当者に英文と和訳の音読をしてもらうことになりますが、最低限、担当箇所ではないとしても毎講義で取り扱うテキスト部分には目を通して出席してください。 |