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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 医学部看護学科 ・成人看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
授業科目名 成人看護学Ⅲ
せいじんかんごがくさん
Adult Nursing Ⅲ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-ADLT-2201-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 3, 4, 5, 6時限
開講場所

担当教員 坂口美和,辻川真弓,竹内佐智恵,玉木朋子,船尾浩貴(医学部看護学科)武田佳子(医学看護学教育センター)他

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 この授業では、病いとともに生きる人と、生活をともにする家族の理解と支援を学ぶ。成人看護学Ⅰ、成人看護学Ⅱで学んだ同じ事例を用いて、「退院後、外来通院をしながら自宅で生活をし、その後、病状が進行して再入院をした」ところまでを、慢性の病いにおけるケアの視点、緩和ケアの視点から学びを深める。
学修の目的
学修の到達目標 1.慢性の病いの特徴、病いとともに生きる人をとらえる視点と看護の要点が分かる。
2.病いとともに生きる人の身体で起こっていることを推測し、急性増悪の要因とそれを予防するための看護が分かる。
3.病いとともに生きる人の「病みの軌跡」をたどり、軌跡を解釈することで、その人の理解を深め必要な看護を考えることができる。
4.病いとともに生きる人、および、生活をともにする家族の体験を学び、援助する視点が分かる。
5.早期からの退院支援が分かる。
6.緩和ケアを理解し、緩和ケアの対象となる人、および、家族ケアの視点が分かる。
7.緩和ケアの対象となる人を全人的に捉え、病いとともに生きる支援を考えることができる。
8.緩和ケアが必要な人の退院に向けた継続看護を考えることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
 人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
 他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
 看護職としての責任感を持つ。
 科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
 保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 定期試験50%,課題50%
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 小松浩子他編:成人看護学総論,医学書院(成人Ⅰで購入済)
鎌倉やよい他:周術期の臨床判断を磨く,医学書院(成人Ⅱで購入済)
参考書
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目 成人看護学Ⅰ,成人看護学Ⅱ
発展科目 成人看護学実習Ⅰ,成人看護学実習Ⅱ
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード
Key Word(s)
学修内容 1.退院後、外来通院をしながら生活をする砂田さんと家族のストーリー/慢性の病いの特徴と看護
2.砂田さんの身体面を捉える、急性増悪の要因と予防
3.放射線治療を受ける人の看護
4.外来で化学療法を受ける人の看護
5.患者の身体面を捉える(グループワーク)
6.患者の身体面を捉える(まとめ)
7.慢性の病いとともに生きる人の理解(病みの軌跡)
8.慢性の病とともに生きる人と生活をともにする家族の理解と支援
9.砂田さんの病みの軌跡を捉える、希望、ありたい姿、強み、今後の軌跡の予想(グループワーク)
10.病みの軌跡(まとめ)
11.慢性の病とともに生きる人の体験世界の理解と支援
12.セルフマネジメント
13.セルフマネジメントを支える援助(自己効力感)
14.セルフマネジメントを支える援助(エンパワメント)
15.セルフマネジメント(演習)
16.緩和ケア総論
17.緩和ケアの視点とケア
18.砂田さんのトータルペイン
19.緩和ケアの対象となる家族の理解と支援
20.当事者の経験に学ぶ
21.生きる意味を問うこと
22.がんとともに自分の人生を生きていけるように
23.病院から在宅へ看護をつなげる
事前・事後学修の内容 事前課題はオリエンテーション時に伝える。

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