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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教育学部・教職に関する科目
科目名 道徳教育
どうとくきょういく
Moral Education
受講対象学生 A 類

学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
〜71 期生
卒業要件の種別 必修
授業科目名 道徳教育論
どうとくきょういくろん
Theory and Practice of Moral Education
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-comn-MORA1301-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 岩瀬真寿美(非常勤講師)

IWASE, Masumi

実務経験のある教員 公立高校学校にて非常勤講師(平成17年4月~平成21年3月)を務めた。この実務経験により得た知識、技術等を活かして、実例を示した道徳教育の方法を指導する。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 道徳教育と倫理の諸問題について、わが国の教育の歴史、道徳教育思想、学校の道徳教育の現状、海外の道徳教育の現状などの観点から概観し、理解を深めるとともに、道徳科の学習指導案の作成や模擬授業を実施する。
学修の目的 わが国で行なわれてきたこれまでの道徳教育の基本を基盤にしながらも、新しい道徳教育の可能性として定型の道徳授業を乗り越える方法を探究するため、諸外国も含めた道徳教育の現状の知識を得て、自身で道徳教育の理念と方法を探究することを目的とする。
学修の到達目標 本授業によって、将来、教職を希望する学生が、道徳教育を基礎づける理論を説明することができる。また、道徳教育の技術を熟練し、道徳科の授業を実践することができる。さらに、履修者同士がコミュニケーションしながら道徳科の授業の改善点を見つけ出すことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ミニッツペーパー20%、学習指導案の完成度20%、期末試験60%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 受講生からの質問に対するフィードバックを多く取り入れた双方的授業展開を心掛ける。
教科書 田中潤一編『イチからはじめる道徳教育』ナカニシヤ出版。
参考書 小柳正司編『現場と結ぶ教職シリーズ9 道徳教育の基礎と応用 生き生きと学ぶ道徳の教育』あいり出版。金光靖樹、佐藤光友編『やさしく学ぶ道徳教育―理論と方法―』ミネルヴァ書房。
オフィスアワー 非常勤講師のため、講義期間の間の連絡の方法、また相談の機会は別途、指示する。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 修身、全面主義、特設主義、道徳性発達理論、価値の明確化、総合単元的道徳学習、宗教的情操教育
Key Word(s) Moral Training, Moral Education through all the Activities in School, Establishment of the 'Hours of Moral Education', Theory of Moral Development, Values Clarification,
Moral Learning as a Synthetic Unit of the Child Subject, Education of Religious Sentiments
学修内容 第1回 道徳と倫理の原理
第2回 学習指導要領の改訂と現代学校の道徳教育
第3回 道徳教育の歴史(修身)
第4回 道徳教育の歴史(戦後の道徳教育)
第5回 コールバーグの道徳性発達理論とモラルジレンマ、ケア倫理
第6回 価値の明確化とキャラクター・エデュケーション
第7回 道徳教材の作成
第8回 学習指導案の作成
第9回 学習指導案の作成とその評価
第10回 板書計画と発問の研究
第11回 道徳授業の実施
第12回 道徳授業の実施とその評価
第13回 モラルスキルトレーニングと総合単元的道徳教育、学級集団づくりと人権教育
第14回 宗教的情操教育といのちの教育
第15回 諸外国の道徳教育
事前・事後学修の内容 各回の読むべき文献や課題は以下のとおり。
第1回 道徳と倫理の原理
参考文献は、フランソワ・ジュリアン『道徳を基礎づける』講談社現代新書。
第2回 学習指導要領の改訂と現代学校の道徳教育
参考文献は、文部科学省『小学校学習指導要領解説・道徳編』、文部科学省『中学校学習指導要領解説・道徳編』。
第3回 道徳教育の歴史(修身)
参考文献は、教育勅語、修身の教科書。
第4回 道徳教育の歴史(戦後の道徳教育)
参考文献は、貝塚茂『戦後教育のなかの道徳・宗教』文化書房博文社。
第5回 コールバーグの道徳性発達理論とモラルジレンマ、ケア倫理
参考文献は、荒木紀幸『続 道徳教育はこうすればおもしろい』北大路書房。
第6回 価値の明確化とキャラクター・エデュケーション
参考文献は、トーマス・リコーナ著、三浦正訳『リコーナ博士のこころの教育論―「尊重」と「責任」を育む学校環境の創造』慶応義塾大学出版会。
第7回 道徳教材の作成
参考文献は、日本道徳教育学会編『道徳教育入門――その授業を中心として』教育開発研究所。
第8回 学習指導案の作成
学習指導案作成の準備。
第9回 学習指導案の作成とその評価
学習指導案作成の準備。
第10回 板書計画と発問の研究
参考文献は、渡邊弘『これだけは知っておきたい道徳授業の基礎・基本』川島書店。
第11回 道徳授業の実施
道徳授業の実施の準備。
第12回 道徳授業の実施とその評価
道徳授業の実施の準備。
第13回 モラルスキルトレーニングと総合単元的道徳教育、学級集団づくりと人権教育
参考文献は、吉田武男ほか著『学校教育と道徳教育の創造』学文社。
第14回 宗教的情操教育といのちの教育
参考文献は、菅原伸郎『宗教をどう教えるか』朝日新聞社。
第15回 諸外国の道徳教育
参考文献は、押谷由夫『道徳性形成・徳育論』NHK出版。

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