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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・家政 | |
科目名 | 家庭経営学(家族関係学及び家庭経済学を含む。) | |
かていけいえいがく(かぞくかんけいがくおよびかていけいざいがくをふくむ。) | ||
Home Management | ||
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 3年次 ~70 期生 |
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卒業要件の種別 | 必修 |
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授業科目名 | 生活経営学概論 | |
せいかつけいえいがくがいろん | ||
Introduction to Life Management Theory | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | educ-home-BUSI3001-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | 教育学部1号館 | |
担当教員 | 山口 厚子 | |
YAMAGUCHI Atsuko | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 家庭科指導において「生活」「生活の営み」「生活の主体者」「生活の質」をどのように捉え、何をめざすのか、深く広く考え続けることを助ける一つの視点を学ぶ。 |
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学修の目的 | 家庭科教育は、個人、家族、地域社会にとって最適で持続可能な生活を実現するための力を育む教科の1つである。範囲は、衣食住に留まらず、家族、保育、人間発達、家庭経済(消費生活)、環境と広い。その基盤となる専門領域の1つは、家政学である。 家政学で「生活経営学」と呼ばれる領域は、米国では「家庭経営学」(home management)、「家族の資源管理」(family resource management)等の名で発展した。そこで発展した理論は国際的な家政学や家庭科教育のあり方に影響を及ぼし、近年では家政学や家庭科教育おけるSDGsへの取り組みの推進をも支える視点を提供していると考えられる。 本講義では、家政学で発展した生活経営学の理論や国内外の家政学の動向を理解し、それらの視点から我が国における生活経営をめぐる現代的課題について概観することで、改めて、「生活」「生活の営み」「生活の主体者」「生活の質」について考える。時代や社会の急速の変化の中にあっても、家庭科教育に求められている本質的な役割について、各自が深く広く考え続けることを助ける一つの視点を学ぶ。 |
学修の到達目標 | ・家庭科教育と家政学の関連について考え、自分の言葉で説明することができるようになる。 ・家政学における生活経営学の位置づけについて知識を得る。 ・家政学の本質、および生活経営学の理論について知識を得る。 ・生活経営学の視点から、現代的な課題をみつけ、課題解決に向けてどうすればよいか考え、他者と対話し、表現することができる。 ・「生活」「生活の営み」「生活の主体者」「生活の質」について、当事者意識をもって、広い視野から考えることができるようになる。 ・生活経営学の視点から、家庭科教育に求められている本質的な役割について考え、多様な他者の声に耳を傾け、自分の意見を表明し、共に考えを深めることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | ①最終レポート(40%)②個人発表・感想(40%)③ディスカッション・感想(20%) 計100%(合計60%が合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 指定しない |
参考書 | Elizabeth B. Goldsmith, Resource Management for individuals and families(5th edition), 2012, Pearson他。授業中に適宜、提示する |
オフィスアワー | |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 生活、経営、意思決定、資源、家族、地域社会、家政学、家庭科教育、持続可能な発展、QOL |
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Key Word(s) | life skills, management, decision making, resource, family, community, home economics, home economics education, sustainable development, quality of life |
学修内容 | 第1回 ガイダンス 第2回 家庭科教育と家政学:生活経営学の位置づけ 第3回 家政学とSDGs 第4回 生活の質:QOLについて考える 第5回 マネジメントとは何か 第6回 価値 第7回 ケーススタディ:映画鑑賞とディスカッション 第8回 資源 第9回 意思決定と問題解決 第10回 計画、実行、評価 第11回 コミュニケーション 第12回 生活経営をめぐる現代的課題(1)社会の変化と人々のニーズ:個人発表 第13回 生活経営をめぐる現代的課題(2)時間・ストレス・不安・環境資源:個人発表 第14回 生活経営をめぐる現代的課題(3)ワーク・ライフバランス:個人発表 第15回 まとめ ~マネジメントだけでは捉えきれない生活の営み~ |
事前・事後学修の内容 | ・授業後は、配布資料を整理し、ノートと資料の見直しをする。 ・授業前は、シラバスを読み、学修目的と目標を確認する。 ・個人発表の課題に取り組む。 ・最終レポート課題に取り組む。 |