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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ヨーロッパ・地中海の思想 E | |
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう E | ||
European Philosophy E | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2130-006
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 田中 綾乃(人文学部) | |
TANAKA, Ayano | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | ヨーロッパ近代哲学における根本思想を考察することで、近代から現代に至るまでの思考法の基礎を学ぶことを目論見とする。 前期は、「人間とは何か?」という問いを考えるために、哲学の大テーマである「認識論」を中心にしながら、近代のヨーロッパの哲学者たちの思想を紹介する。そもそも私たちは世界をどのように認識しているのだろうか。さらに、「人間とは何か?」という問いを考えるために、現代の人工知能やロボットの心の問題についても考察を行う。日常的な問いから哲学的なものの見方や考え方を学ぶ。 |
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学修の目的 | 西洋哲学における主要な主題を歴史的かつ体系的に基礎づける。 物事をじっくり考察するという哲学的思考法や哲学的態度を学ぶ。 先人たちの思想を考察することで、多角的なものの見方や価値観を養う。 |
学修の到達目標 | 近代哲学の主要なテーマである「認識論」についてそれぞれの哲学者たちの考え方を理解することで、近代のヨーロッパに通底する思想を把握する。また、そこから「人間とは何か?」という問いの考察を深める。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業時のレスポンスペーパー(レポート)の内容、平常点、期末試験などから総合的に評価する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 哲学の講義は抽象的なので難しいが、なるべくわかりやすく、具体的な説明を行う。 |
教科書 | プリント配布 |
参考書 | 岩崎武雄『西洋哲学史』(有斐閣) 黒崎政男『哲学者クロサキの哲学超入門』(平凡社新書) 川添愛『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』(朝日出版社) その他、授業中に適宜指示する。 |
オフィスアワー | 水曜日12時〜13時、事前にメールで問い合わせてください。 |
受講要件 | ・哲学は「自分自身で考える」学問である。それゆえ、受動的ではなく、能動的に授業に参加すること。 ・毎回の授業にレスポンス・ペーパーを配布、回収する。 ・哲学カフェ形式(対話型授業)を採り入れる。 ・授業内での携帯、スマートフォンの使用を禁止する。 |
予め履修が望ましい科目 | 哲学・倫理学の科目 |
発展科目 | ヨーロッパ・地中海思想演習 |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 「西洋哲学」「認識論」「人工知能」 |
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Key Word(s) | European Philosophy, Epistemology, Artificial Intelligence |
学修内容 | 第一回 イントロダクション 第二回 「哲学」とは何か? 第三回 虹の色は何色か? 第四回 認識のコペルニクス的転回 第五回 人間とは何か? 第六回 私たちの認識能力 第七回 生得観念とは? 第八回 心は白紙なのか? 第九回 存在するとは知覚されること 第十回 カントの認識論 第十一回 人間の知性 第十二回 ロボットの知性 第十三回 人工知能の認識論 第十四回 人間と人工知能の認識の違い 第十五回 まとめ ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業を進めるので、 必ずしもスケジュール通りに進むとは限らない。 |
事前・事後学修の内容 | 配布した資料をよく読み、指示した参考書にも可能な限り目を通すこと。 |