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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・社会
科目名 外国史
がいこくし
World History
受講対象学生 A 類

学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
69-71 期生
卒業要件の種別 選択必修
日本史・東洋史・西洋史で卒論を書く社会科教育コース(AⅡ類)の学生は選択必修
授業科目名 東洋史特殊講義Ⅱ
とうようしとくしゅこうぎⅡ
Studies on Oriental History Ⅱ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
edu-sosc-HIST3041-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
開講場所

担当教員 鈴木宏節(神戸女子大学)

SUZUKI, Kosetsu

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 アジアを東西南北の4つに区分した上でそれぞれの地理・風土の特徴を解説し、特に世界史を牽引してきたユーラシアの視点から北アジア・中央ユーラシアの特徴をとらえてゆきます。ヒト・モノ・カネ・情報がゆきかう当該地域の特性を把握するために、遊牧民とその生活、オアシス農耕とその生活、草原とオアシスの共生関係、万里の長城、シルクロードなどを題材とします。
学修の目的 社会科の教員に必要な世界の知識を獲得することが目標です。自分たちの社会がどのような環境の元におかれているか、異文化世界と比較しつつ説明できるようにアジアの多様性を学びます。また、様々な歴史像が史料の読解をもとに復元されることを、具体的に史料を読み込むことで、理解してゆきます。
学修の到達目標 アジアの地理や生業を把握してもらいます。その上で、それらの地域が世界史に対してどのような影響力をおよぼしていったのかを理解してゆきます。授業内容を踏まえ、現代に伝わる歴史的文物や事象がどのように形成されてきたのかを考え、時間軸「いつ?」と空間軸「どこで?」をおさえたうえで、歴史の流れを適確に説明する能力を養います。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
○教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 コメントペーパーへの記述(30%)+教場レポート試験(70%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 可能な限り現地で撮影した画像・映像資料を利用したい。また、コメントペーパーに対するリアクションを重視したい。
教科書 特に設定しない。
参考書 ・小松久男(編)『中央ユーラシア史』(新版世界各国史4)山川出版社、2000年。
 その他、講義中に適宜紹介する。
オフィスアワー 集中講義のため各講義の前後に適宜時間をとる。
受講要件
予め履修が望ましい科目 外国史概論、東洋史概論、史学概論
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 東洋、ユーラシア、アジア、遊牧民、シルクロード、トルコ系民族、モンゴル
Key Word(s) Oriental studies, Eurasia, Asia, Nomads, Silkroads, Turkic people, Mongolia
学修内容 1. 導入─世界のなかの東洋・アジア─
2. アフロ=ユーラシア・アジアの乾燥地帯
3. 中央ユーラシア草原の地理と生業
4. 遊牧民と世界史
5. 万里の長城と司馬遷
6. 砂漠とオアシスの地理と生業
7. 草原とオアシスの共生関係
8. 民族大移動とシルクロード
9. シルクロードと玄奘三蔵(1)
10. シルクロードと玄奘三蔵(2)
11. モンゴル・オルホン渓谷と遊牧民(1)
12. モンゴル・オルホン渓谷と遊牧民(2)
13. 安史の乱とウイグル帝国
14. トルコ語とトルコ族の西遷
15. 中央アジアのイスラーム化
16. 確認のための教場レポート試験
事前・事後学修の内容 高等学校の教科書や図版資料に予め目を通す。また、既習範囲もそれぞれ確認する。授業中で不明の点は、その都度講師にたずねて解消する。

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