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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 量子力学I | |
りょうしりきがくI | ||
Quantum Mechanics I | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-EMAT-2
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
木曜日 5, 6時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 中村 浩次(工学研究科物理工学専攻) | |
NAKAMURA, Kohji | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 電子デバイスの原理やそれを構成する半導体や誘電体など電子材料を学ぶうえで、量子力学はその基礎科目に位置付けられます。本講義では、物質の波動性と粒子性、不確定性原理、シュレディンガー方程式など、量子力学の基礎を学習します。具体的に、箱の中の自由粒子、調和振動子、水素原子、散乱問題などの一粒子系の簡単な問題を通して、シュレディンガー方程式を解き、その物理的な意味を考察します。また、行列表示による量子力学や摂動論と変分法を用いた近似法についても学習します。 |
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学修の目的 | 本講義では,量子力学の基本法則と一粒子系における量子力学の基本的な問題として、以下の項目を習得することを目的とします。①一粒子の波動関数 ②波動関数と物理量、③中心力場内の粒子、④粒子の散乱、⑤行列と状態ベクトル、⑥摂動論と変分法、⑦電子のスピン。 |
学修の到達目標 | 量子力学の基本法則と一粒子系における量子力学の基本的な問題の解法を身につけ、電子デバイスの原理、電子材料の物理的性質、デバイス設計に対する基礎的知識を理解することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 確認テストやレポート等30%、期末試験70%、計100%。(合計が60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 量子力学I(小出昭一郎著、裳華房出版) |
参考書 | |
オフィスアワー | 毎週金曜日12:00-12:50、場所:第二合同棟6402号室 電子メール:nakamura.kohji@mie-u.ac.jp(訪問予定をE-mailで尋ねてください。) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | エレクトロニクス概論 |
発展科目 | 量子力学II、材料科学 |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 物質の波動性と粒子性、波動関数、シュレディンガー方程式、中心力場内の粒子、散乱問題、行列と状態ベクトル、摂動論と変分法、電子のスピン |
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Key Word(s) | wave-like behavior of matter, wavefunction, Schrödinger equation, particle in central field, scattering problem, matrix and state vector, perturbation and variational methods, electron spin |
学修内容 | 第1回:はじめに(講義内容と量子力学について) 第2回:一粒子の波動関数(確率の波、不確定性原理、波束) 第3回:一粒子の波動関数(シュレディンガー方程式、箱の中の自由粒子、調和振動子) 第4回:波動関数と物理量(物理量と演算子、波動関数) 第5回:波動関数と物理量(時間的に変化する波束、確率の流れ) 第6回:中心力場内の粒子(極座標で表したシュレディンガー方程式、球関数と角運動量) 第7回:中心力場内の粒子(水素原子、球形の箱の中の粒子、3次元調和振動子) 第8回:粒子の散乱(散乱の古典論) 第9回:粒子の散乱(トンネル効果、ボルン近似、ラザフォード散乱) 第10回:行列と状態ベクトル(関数とベクトル、演算子と行列) 第11回:行列と状態ベクトル(行列表示の具体例:調和振動子、角運動量) 第12回:行列と状態ベクトル(可換性と同時観測可能性、行列対角化、ハイゼンベルク表示) 第13回:摂動論と変分法(定常状態に対する摂動論) 第14回:摂動論と変分法(変分原理とシュレーディンガー方程式) 第15回:電子のスピン(スピン角運動量、スピン軌道関数、スピン軌道相互作用) 第16回 定期試験 |
事前・事後学修の内容 | 各回で関係する内容について演習問題を与える。 |