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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 特殊講義:映画/映画産業をとおして考える東南アジア | |
とくしゅこうぎ:えいが/えいがさんぎょうをとおしてかんがえるとうなんあじあ | ||
Thinking Southeast Asia Through Film and Film Industry | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2100-426
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
水曜日 5, 6時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 山本文子 | |
Ayako YAMAMOTO | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 「東南アジアの映画」と聞いて、何か1本でも思い浮かぶだろうか。東南アジアを舞台にしたハリウッド映画や日本映画であれば思い浮かぶかもしれないが、東南アジアの人々が製作した映画となれば難しいかもしれない。実際には東南アジアにおける映画の歴史は約100年に渡り、繁栄と衰退を経験してきた。近年では東南アジアの多くの国々で映画製作が盛んであり、国際映画祭でも目にする機会が増えつつある。本講義の前半では、講師の調査地域であるミャンマーに重点を置き、地域別に映画をめぐる状況がどのように変遷してきたかを概観する。後半はテーマに即して東南アジアの映画事情を読み解いていく。具体的にはハリウッド映画の影響、テレビなどメディアの多様化の影響、また国家がどのように映画に関与してきたのかといった国家と映画の関係である。とくに東南アジア諸国はそれぞれ多様な民族を擁し、その多様性と国家としての統一性が共通の課題である。本講義では、映画という観点から、国家が抱えるこうした問題をも考えていく。 |
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学修の目的 | 東南アジアと言っても大陸部から島嶼部まで広く、映画の受容と展開は様々である。各国の政治体制や社会経済的状況の相違は、映画産業を左右する。一般に一本の映画の製作には多額の費用がかかり、多様な機関、人々が関与する(映画のクレジットの長さに表れている)。資金の出所、収益の配分など、映画について考えることは、映画産業を成立させている社会について考えることでもある。本講義では、東南アジア各地域の映画産業の展開を、植民地時代から独立後そして現在に至るまで、政治的・社会的文脈の中に位置づけながら理解することが目的である。 |
学修の到達目標 | ・映画という切り口から東南アジア諸地域について、とりわけ植民地時代以降の歴史についての理解を深める。 ・映画という産業のメカニズムを生態学的に捉える視点を身につける。 ・東南アジアにおける映画/映画産業を学ぶことをとおして、国家や民族、メディアとは何かという問題を考える力を習得する。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | コメントペーパー 40% 期末試験(あるいはレポート) 60% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 教科書は使用しません。 |
参考書 | 授業中に紹介します。 |
オフィスアワー | 問い合わせは人文学部深田まで j.fukada@human.mie-u.ac.jp |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 比較文化論、文化人類学概論、アジア・オセアニアの民族と文化A,Bなど |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 映画、映画産業、多民族国家、ナショナリズム、メディア、東南アジア |
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Key Word(s) | Film, Film industry, Multiethnic country, Nationalism, Media, Southeast Asia |
学修内容 | 1.イントロダクション:世界の中の東南アジア映画 2.フィリピン映画史 3.マレー半島映画史 4.ベトナム映画史 5.タイ映画史 6.ミャンマー映画史①:植民地下における映画製作 7.ミャンマー映画史②:軍事政権下における映画製作 8.ミャンマー映画史③:民主政権下における映画製作 9.ハリウッドと東南アジア 10.共産主義と映画 11.メディアの多様化と映画産業 12.商業映画と芸術映画 13.国家と映画①:ミャンマー 14.国家と映画②:マレーシア 15.まとめ |
事前・事後学修の内容 | 授業で紹介する映画を含め、東南アジア関連の映画を、可能な範囲で事前・事後に鑑賞することが望ましいです。 |