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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の風土と地誌B
よーろっぱ・ちちゅうかいのふうどとちしびー
European and Mediterranean Geography B
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2130-059
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 北川 眞也(人文学部)

KITAGAWA, Shinya

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 現代のヨーロッパを「移民」と「境界」という観点から考察します。特に、ヨーロッパ空間は、おのれの外部に出自をもつとされる移民たちとどのような関係を築いてきたのか、あるいはかれらによって変容させられてきたのかを考えます。
学修の目的 目的は、移民にかかわる社会的・政治的・文化的・経済的現象について知識を得るのみならず、人文地理学的観点、批判的移民/移動研究の理論を用いて学習することで、ヨーロッパならびに地中海地域に対するより複合的なまなざしを獲得することです。
学修の到達目標 授業で得られたヨーロッパについての知識、さらには人文地理学、批判的移民/移動研究の諸議論を十分に理解するのみならず、ヨーロッパ・地中海地域に対する自身のまなざしがどのように変化したのかを的確に文章化できることです。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート(またはテスト)50点+内容ごとの授業コメント50点=100点(予定)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 学生の要望に応じて、可能な範囲で柔軟に授業内容を対応します。
教科書 必要に応じてプリントを配布します。
参考書 森千香子、エレン・ルバイ編『国境政策のパラドクス』勁草書房 、2014。
サンドロ・メッザードラ(北川眞也訳)『逃走の権利――移民、シティズンシップ、グローバル化』人文書院、2015。
オフィスアワー 木曜日 12時から13時 研究室(事前にメール連絡をください)
受講要件
予め履修が望ましい科目 文化環境論CとD、ヨーロッパ・地中海の風土と地誌A
発展科目 文化環境論CとD、ヨーロッパ・地中海地誌演習、ヨーロッパ・地中海の風土と地誌A
その他 授業中は、必ず自分なりのメモを自由に作成してください。それが前提となります。また関連文献の読書も、積極的に行ってもらいたいと思っています。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ヨーロッパ、地中海、移民、移動性、シェンゲン空間、境界
Key Word(s) Europe, Mediterranean, migration, mobility, Schengen space, border
学修内容 第1回 はじめに
第2回 シェンゲン空間、境界
第3回〜第5回 移民、難民、統治と主権
第6回〜第8回 境界の政治、場所の政治
第9回〜第10回 シティズンシップ、ヨーロッパ、移民
第11回〜第12回 移民労働、資本主義、階級闘争
第13回〜第14回 移民の自律性
第15回 おわりに
事前・事後学修の内容 予習については、授業内容についての文献を提示するので、予めそれを読書してくること。予習をすれば、内容への理解度がまったく異なってきます。復習についても同様です。

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