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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 文学概論C
ぶんがくがいろんC
Introduction to German Literature C
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult1100-022
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 菅 利恵

SUGA, Rie

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパの近代化論において問題となるキーワードのうち、文化研究に特に役立つと思われるものを3点取り上げる。授業では、18世紀から20世紀に書かれたドイツ語圏の文学作品を読みながら、近代化の重要な論点に対する理解を深める。取り上げるキーワードは以下の通りである。
1. ジェンダー   2.  異文化   3. 所有
学修の目的 ヨーロッパの近代化においてどのような問題や生じ、それがわたしたちの社会とどう繋がっているのかを理解する。様々な文化現象を論じるために有効な視座を獲得する。
学修の到達目標 近代文化を研究するための総合的な力を獲得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 平常点とレポートで評価する。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 プリントを配布する。
参考書 授業中に指示する。
オフィスアワー 金曜日13:00〜14:00
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 ドイツ文学論
ドイツの文学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ドイツ文学、ドイツ文化
Key Word(s) German Literature, German Culture
学修内容 講義と参加者による討論や発表を組み合わせて授業を進める。
指定された図書を全員が読んだ上でグループ課題に取り組む「読書会」の機会を複数もうける。
取り扱うテクストは、おもに18世紀〜20世紀のドイツ語圏の文学作品である。
全体の流れは以下の通り。(予定)

1.導入   〜近代的なアイデンティティを構成するもの
2. ジェンダー(1) 近代市民社会の発展とジェンダー
3. ジェンダー(2) 文学における男女像 啓蒙時代
4. ジェンダー(3) 文学における男女像 ロマン派
5. ジェンダー(4) 文学における男女像 19世紀末
6. 異文化(1) ヨーロッパと非ヨーロッパ
7. 異文化(2) 「異文化との出会い」のモチーフ 啓蒙時代
8. 異文化(3) 「異文化との出会い」のモチーフ ロマン派
9.  異文化(4) 「異文化との出会い」のモチーフ 19世紀末
10. 異文化(5) 現代の「移民文学」
11. 所有(1) 近代思想における「所有」批判
12. 所有(2) ブレヒトの作品
13. 所有(3) ブレヒトの作品
14. 所有(4) ブレヒトの作品
15.まとめ    〜分断とその克服
事前・事後学修の内容 予習などについては授業中に指示する。

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