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科目の基本情報
| 開講年度 | 2020 年度 | |
|---|---|---|
| 開講区分 | 人文学部法律経済学科・社会科学科 | |
| 受講対象学生 |
法律経済学科専用 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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| 選択・必修 | ||
| 授業科目名 | 特殊講義[非営利組織論] | |
| とくしゅこうぎ[ひえいりそしきろん] | ||
| Non Profit Organization | ||
| 単位数 | 2 単位 | |
| ナンバリングコード | humn-laec2230-030
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| 開放科目 | 非開放科目 | |
| 開講学期 |
後期 |
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| 開講時間 |
水曜日 3, 4時限 |
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| 開講場所 | ||
| 担当教員 | 洪 性旭（ホン ソンウク、人文学部） | |
| HONG, Sung Wook | ||
| SDGsの目標 |
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学修の目的と方法
| 授業の概要 | グローバリゼーションの進展や行き過ぎた市場原理主義の修正の必要性などから、新自由主義的市場経済の見直しの研究が進んでおり、そこでは社会問題の解決の担い手として非営利組織の活動領域の拡大が期待されています。 非営利組織は営利を第一義としない点で営利企業とは異なり、組織である点で個人のボランティアとも異なります。非営利組織は、広く捉えれば政府や地方自治体なども含まれますが、本講義では主に「民間の非営利組織」を対象とします。日本では、1998年にNPO法（特定非営利活動促進法）が成立して20年が過ぎ、「NPO法人」という名称も一般化してきていますが、民間非営利組織にはNPO法人のみならず医療法人や学校法人、社会福祉法人、社団法人、財団法人、ボランティア活動や地域づくり活動などを行う無数の任意団体も含まれます。 本講義では、非営利組織の種類、理論、制度などの理解を深めるとともに、非営利組織がどのように資金を調達し、どのような目的、どのような組織体制の下で活動しているのか、また、自らの生み出す社会的価値をどのように定義し、発信できるかについて確認します。また、政府規制改革に伴って非営利組織の新たな活動領域が生まれていることから、公共政策との関連についても取り上げます。後半は、いくつかの事例を通じて、様々な非営利組織が現代社会で果たす役割について学びます。 ※本授業は、人文学部法律経済学科のディプロマポリシーのうち、とりわけ３、４、５と高い関連性を持ちます。 |
|---|---|
| 学修の目的 | 本講義の目的は以下の通りです。 ①非営利組織の社会・経済上の位置づけを理解する。 ②どのような事業を非営利組織がどのように担うべきかを論じられるようになる。 |
| 学修の到達目標 | 本講義では、以下の3点を履修者の到達目標とします。 ①非営利組織が現代社会で果たす役割について理解する。 ②営利企業や行政と比較しながら非営利組織の特徴を把握する。 ③非営利組織がどのような事業を担い運営していくべきなのかを踏まえ、基礎的な仕組みづくりができるようになる。 ④上記①-③の理解を基に、具体的な非営利組織の事例について自分の言葉で説明できるようになる。 |
| ディプロマ・ポリシー |
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| 成績評価方法と基準 | 出欠及びディスカッションへの参加40％、期末レポート60％、計100％。（合計60％以上で合格） |
| 授業の方法 | 講義 |
| 授業の特徴 |
問題提示型PBL（事例シナリオ活用含） |
| 授業改善の工夫 | |
| 教科書 | |
| 参考書 | 田尾雅夫，吉田忠彦，2009『非営利組織論』有斐閣 後房雄，2009『NPOは公共サービスを担えるか：次の10年への課題と戦略』法律文化社 原田晃樹，藤井敦史，松井真理子，2010『NPO再構築への道：パートナーシップを支える仕組み』勁草書房 後房雄，藤岡喜美子，2016『稼ぐNPO：利益をあげて社会的使命へ突き進む』カナリアコミュニケーションズ 後房雄，坂本治也，2019『現代日本の市民社会：サードセクター調査による実証分析』法律文化社 |
| オフィスアワー | |
| 受講要件 | |
| 予め履修が望ましい科目 | |
| 発展科目 | |
| その他 | 本講義は、現代経済コース、企業経営履修プログラムに属します。 |
授業計画
| MoodleのコースURL |
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| キーワード | 非営利組織、NPO、NGO |
|---|---|
| Key Word(s) | Non-Profit Organization, NPO, NGO |
| 学修内容 | 第1回 ガイダンス 非営利組織とは何かを喚起する、講義概要、成績評価、テキスト等について 第2回 非営利組織とは何か① 新自由主義・グローバリゼーションと非営利組織の意義・役割 第3回 非営利組織とは何か② 非営利組織の種類と関連制度 第4回 非営利組織とは何か③ 非営利組織の社会・経済上の位置づけ 第5回 非営利組織とは何か④ 組織論から見た非営利組織の特徴 第6回 非営利組織の資金調達方法① 公的制度（事業委託契約、指定管理者制度、バウチャー制度）と自主事業 第7回 非営利組織の資金調達方法② 寄付、補助金・助成金 第8回 非営利組織の事業計画と評価① ソーシャルインパクト評価の取り組み 第9回 非営利組織の事業計画と評価② ロジックモデルによる事業計画 第１０回 国内・海外の非営利組織の事例① 国際協力分野の非営利組織 第１１回 国内・海外の非営利組織の事例② 環境分野の非営利組織 第１２回 国内・海外の非営利組織の事例③ 社会教育分野の非営利組織 第１３回 国内・海外の非営利組織の事例④ まちづくり分野の非営利組織 第１４回 非営利組織の今後の展望 第１５回 総括 |
| 事前・事後学修の内容 | 第１回：履修希望者は必ず出席のこと。 第２回から第９回までは、非営利組織をめぐる全般的な議論について学習します。毎回、配布資料を復習すること。次回まで、授業で紹介された参考文献や事例等に目を通しておくこと。 第１０回から第１３回までは、国内外の非営利組織の事例を取り上げ、受講生同士のディスカッションを行います。活発なディスカッションのために、提示された事例について各自、事前に基本情報を調べておくこと。 |