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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ミクロ経済学
みくろけいざいがく
Microeconomics
単位数 4 単位
ナンバリングコード
humn-laec2240-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 1, 2, 3, 4時限
開講場所

担当教員 菊池 悠矢(非常勤講師)

KIKUCHI, Yuya

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ミクロ経済学は、マクロ経済学と共に近代経済学の根幹をなす分野であり、経済学のさまざまな応用分野(国際経済論、財政学、地方財政論など)を理解するための基礎となる学問分野である。本講義では、消費者の行動、企業の行動、市場均衡および市場の失敗について解説する。
学修の目的 他の経済系応用分野を学ぶための基礎を養成すると共に経済問題を理論的に考える力を身につけることを目標にする。
学修の到達目標 ①学習したミクロ経済学のトピックの意味を理解し、説明できるようになる。
②学習した事項を応用し、社会の様々な問題を考察できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会の課題に挑戦する積極性を備える。
○自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 中間試験(40%)と最終試験(60%)によって評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業計画等に対して受講生から要望があった場合、可能な限り対応する。
教科書 神取道宏『ミクロ経済学の力』日本評論社
参考書 代表的なテキストは以下の通りである。参考文献は講義中に適宜紹介する。
・西村和雄『現代経済学入門 ミクロ経済学』岩波書店
・多和田眞『コア・テキスト ミクロ経済学』新世社
本講義は以下の中・上級レベルのテキストにつないでいくことを企図している。
・奥野正寛『ミクロ経済学』東京大学出版会
・林貴志『ミクロ経済学 増補版』ミネルヴァ書房
・武隈愼一『ミクロ経済学 増補版』新世社
オフィスアワー 授業後、教室にて対応する。連絡の窓口は川地啓介先生。
受講要件 特に定めない。
予め履修が望ましい科目 近代経済学、経済数学
発展科目 マクロ経済学、国際経済論、財政学、地方財政論
その他 受講生の要望・進行状況により、授業計画を一部変更する場合がある。必ずしも教科書通りに進むとは限らない。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 効用最大化、利潤最大化、市場均衡、市場の失敗、外部性、公共財、独占、寡占、不確実性
Key Word(s) Utility Maximization, Profit Maximization, Market Equilibrium, Market Failure, Externalities, Public goods, Monopoly, Oligopoly, Uncertainty
学修内容 イントロダクション
 1.ミクロ経済学を学ぶにあたって
 2.経済数学の復習
消費者の行動
 3.効用関数、無差別曲線
 4.効用最大化問題、需要曲線
 5.所得変化の効果、価格変化の効果
 6.需要の価格弾力性、財の分類
企業の行動
 7.生産関数、等生産量曲線
 8.利潤最大化問題、供給曲線
 9.損益分岐点、操業停止点
 10.長期の費用関数
市場均衡
 11.部分均衡①:消費者余剰、生産者余剰
 12.部分均衡②:ワルラス・マーシャル・クモの巣安定理論
 13.一般均衡①:パレート最適、契約曲線
 14.一般均衡②:厚生経済学の基本定理
前半総括
 15.まとめ
 16.中間試験
市場の失敗
 17.外部性①:ピグー税・補助金
 18.外部性②:コースの定理
 19.公共財①:公共財の性質、最適供給
 20.公共財②:リンダール均衡
 21.不完全競争①:不完全競争の分類、価格支配力
 22.不完全競争②:独占、独占企業の行動
 23.不完全競争③:ゲーム理論、ナッシュ均衡
 24.不完全競争④:寡占、クールノー競争
 25.不完全競争⑤:寡占、ベルトラン競争
 26.不完全競争⑥:寡占、シュタッケルベルク競争
 27.不確実性①:モラルハザード
 28.不確実性②:逆選択
後半総括
 29.まとめ
 30.練習問題・問題解説
事前・事後学修の内容 【事前学修】
講義前に教科書および参考書の該当ページを読んでおく。
【事後学修】
講義内容および練習問題の復習を行う。

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