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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 英語学演習S | |
えいごがくえんしゅう えす | ||
Seminar on English Linguistics S | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2100-218
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 1, 2時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 大熊 富季子(人文学部) | |
OKUMA, Tokiko | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 本授業では、理論言語学に基づいた第二言語習得研究のこれまでの主な成果を概観すると共に、「第二言語学習において何がなぜ難しいのか」を明らかにするための実験手法を学びます。第5回までは、英語学習者および日本語学習者に対して行われた研究事例を講義形式で学び、学習者がどのように第二言語を習得するのかについての仮説の立て方・検証方法を理解し、結果について議論します。実験の動機や結果を理解するには、母語と第二言語にどのような違いがあるのかを知ることが大切なので、日本語と英語の形態、統語、意味的な違いも学びます。第6回以降は、第5回までの講義を基にグループで第二言語習得実験を計画・実施し、中間および最終結果を授業内でプレゼンすることで、考える力・話す力を身につけます。 |
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学修の目的 | 1.第二言語習得研究のこれまでの主な成果を理解する。 2.母語と第二言語の言語学的特徴を比較する。 3.「第二言語学習において何がなぜ難しいのか」を実証するための仮説の立て方・検証方法を理解する。 |
学修の到達目標 | 1.母語獲得と第二言語習得の類似点と相違点を他人に説明できる。 2.授業で紹介された第二言語習得研究の様々な手法を理解し、実験結果を他人に説明できる。 3.「第二言語学習において何がなぜ難しいのか」を実証するための簡単な実験を計画・実施し、結果を他人に説明できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業への参加度20%、中間報告プレゼン30%、結果報告プレゼン50% |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
プロジェクト型PBL プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | 資料や課題はMoodleに掲載し閲覧できるようにする。 |
教科書 | テキストは指定しないが、参考になる文献はMoodle上で提示する。 |
参考書 | 鈴木孝明・白畑智彦著「ことばの習得 母語獲得と第二言語習得」くろしお出版、2012年 白畑智彦・須田孝司編「第二言語習得研究モノグラフシリーズ」くろしお出版、2017年 |
オフィスアワー | 開講時に指定する。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 言語科学概論A、B |
発展科目 | 他の「英語学演習」「言語科学演習」 |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 第二言語習得、英語習得、日本語習得 |
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Key Word(s) | Second langugae acquisition, L2 English, L2 Japanese |
学修内容 | 第1回:ガイダンス 第2回:母語獲得と第二言語習得の違い 第3回:データ収集方法 第4回:理論的背景と研究事例の紹介 第5回:理論的背景と研究事例の紹介 第6回:実験計画作成①(学生のグループワーク:研究の「問い」を立てる) 第7回:実験計画作成②(学生のグループワーク:先行研究の調査、パイロット実験の組み立て) 第8回:実験計画作成③(学生のグループワーク:パイロットの実施、結果を踏まえて実験を改善) 第9回:中間報告プレゼン 第10回:実験の試行①(学生のグループワーク:実験計画の最終確認) 第11回:実験の試行②(学生のグループワーク:実験の実施) 第12回:実験の試行③(学生のグループワーク:実験結果をふまえて改善点を議論、結果報告準備) 第13回:結果報告プレゼン① 第14回:結果報告プレゼン② 第15回:第二言語習得研究のこれから |
事前・事後学修の内容 | 中間および結果報告プレゼンでは、あらかじめ配布資料やスライドを作成し授業に持参する事。 |