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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アメリカ文学演習D
あめりかぶんがくえんしゅうでぃー
Seminar in American Literature D
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2100-299
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 田畠 健太郎

TABATA, Kentaro

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 20世紀アフリカ系アメリカ文学の女性作家による主要作品を英語原文で、あるいは翻訳を使って読み通し、物語的、文学的、社会的、歴史的な問題点を探り、クラスで議論する。
学修の目的
学修の到達目標 20世紀アフリカ系アメリカ文学について、概論的な知識だけでなく、実際に作品を鑑賞して理解を深める。女性作家によるアフリカ系アメリカ文学の特徴や変遷を理解し、主要な作品について説明できる
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レスポンスペーパー30%、プレゼンテーション30%、期末ペーパー40%
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

問題自己設定型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫
教科書 トニ・モリスン『青い眼がほしい』(大社淑子訳、ハヤカワepi文庫、2001年)
トニ・モリスン『スーラ』(大社淑子訳、ハヤカワepi文庫、2009年)
その他はハンドアウトを配布
参考書 渡辺利雄『講義アメリカ文学史』第III巻
諏訪部浩一編『アメリカ文学入門』
オフィスアワー 金曜3コマ目(5・6時限)@人文学部3階田畠研究室
受講要件
予め履修が望ましい科目 アメリカ文学演習C(必須ではない)
発展科目 文学関係科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=4073
キーワード アフリカ系アメリカ文学
Key Word(s) African-American Literature
学修内容 第1回:イントロダクション:20世紀のアフリカ系アメリカ文学概観・基礎知識の共有
第2回:ゾラ・ニール・ハーストン“How It Feels to Be Colored Me”:20世紀後半のアフリカ系アメリカ文学の問題の所在について
第3回:ゾラ・ニール・ハーストン「マグノリアの花」:アフリカ系アメリカ文学的な想像力について
第4回:アリス・ウォーカー“Looking for Zora”:英文(アフリカ系アメリカ英語の口語表記も含む)の読み方について
第5回:アリス・ウォーカー“Looking for Zora”:エッセイの背景事情について
第6回:アリス・ウォーカー“Looking for Zora”:アフリカ系アメリカ女性作家たちと男性作家たちの文学的系譜の比較について
第7回:アリス・ウォーカー“Everyday Use”:小説と感情の関係について
第8回:アリス・ウォーカー“Everyday Use”:人種系文学と「家族」について
第9回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:感情移入について
第10回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:語りの構造について
第11回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:ほかのアフリカ系女性作家たちの作品との比較について
第12回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:作品総評、総合分析について
第13回:トニ・モリスン『スーラ』:前作との比較について
第14回:トニ・モリスン『スーラ』:アフリカ系男性作家たちの作品との比較
第15回:トニ・モリスン『スーラ』:授業まとめ(20世紀のアフリカ系アメリカ文学について)
事前・事後学修の内容 詳細は初回授業時に指示する。英語で読んでくる授業回と、日本語訳で読んでくる授業回がある。基本的には、予習として、毎回4~5ページの英文、あるいは数十ページの日本語訳を丁寧に読んでくることが求められる。必要に応じて様々な辞書や翻訳なども参考にしながらちゃんと読み通してほしい。小難しい抽象的なことを考える前に、自分の素直な感情や反応に自信をもって、作品を味わってもらいたい。

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