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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | アメリカ文学演習D | |
あめりかぶんがくえんしゅうでぃー | ||
Seminar in American Literature D | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2100-299
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
金曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 田畠 健太郎 | |
TABATA, Kentaro | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 20世紀アフリカ系アメリカ文学の女性作家による主要作品を英語原文で、あるいは翻訳を使って読み通し、物語的、文学的、社会的、歴史的な問題点を探り、クラスで議論する。 |
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学修の目的 | |
学修の到達目標 | 20世紀アフリカ系アメリカ文学について、概論的な知識だけでなく、実際に作品を鑑賞して理解を深める。女性作家によるアフリカ系アメリカ文学の特徴や変遷を理解し、主要な作品について説明できる |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | レスポンスペーパー30%、プレゼンテーション30%、期末ペーパー40% |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
問題自己設定型PBL プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 Moodleを活用する授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | トニ・モリスン『青い眼がほしい』(大社淑子訳、ハヤカワepi文庫、2001年) トニ・モリスン『スーラ』(大社淑子訳、ハヤカワepi文庫、2009年) その他はハンドアウトを配布 |
参考書 | 渡辺利雄『講義アメリカ文学史』第III巻 諏訪部浩一編『アメリカ文学入門』 |
オフィスアワー | 金曜3コマ目(5・6時限)@人文学部3階田畠研究室 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | アメリカ文学演習C(必須ではない) |
発展科目 | 文学関係科目 |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=4073 |
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キーワード | アフリカ系アメリカ文学 |
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Key Word(s) | African-American Literature |
学修内容 | 第1回:イントロダクション:20世紀のアフリカ系アメリカ文学概観・基礎知識の共有 第2回:ゾラ・ニール・ハーストン“How It Feels to Be Colored Me”:20世紀後半のアフリカ系アメリカ文学の問題の所在について 第3回:ゾラ・ニール・ハーストン「マグノリアの花」:アフリカ系アメリカ文学的な想像力について 第4回:アリス・ウォーカー“Looking for Zora”:英文(アフリカ系アメリカ英語の口語表記も含む)の読み方について 第5回:アリス・ウォーカー“Looking for Zora”:エッセイの背景事情について 第6回:アリス・ウォーカー“Looking for Zora”:アフリカ系アメリカ女性作家たちと男性作家たちの文学的系譜の比較について 第7回:アリス・ウォーカー“Everyday Use”:小説と感情の関係について 第8回:アリス・ウォーカー“Everyday Use”:人種系文学と「家族」について 第9回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:感情移入について 第10回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:語りの構造について 第11回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:ほかのアフリカ系女性作家たちの作品との比較について 第12回:トニ・モリスン『青い眼がほしい』:作品総評、総合分析について 第13回:トニ・モリスン『スーラ』:前作との比較について 第14回:トニ・モリスン『スーラ』:アフリカ系男性作家たちの作品との比較 第15回:トニ・モリスン『スーラ』:授業まとめ(20世紀のアフリカ系アメリカ文学について) |
事前・事後学修の内容 | 詳細は初回授業時に指示する。英語で読んでくる授業回と、日本語訳で読んでくる授業回がある。基本的には、予習として、毎回4~5ページの英文、あるいは数十ページの日本語訳を丁寧に読んでくることが求められる。必要に応じて様々な辞書や翻訳なども参考にしながらちゃんと読み通してほしい。小難しい抽象的なことを考える前に、自分の素直な感情や反応に自信をもって、作品を味わってもらいたい。 |