三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・現代科学理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 生物学
せいぶつがく
Biology
授業テーマ 多様性の生物学
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-BIOL1311-001
開放科目 非開放科目    
分野 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 月曜日 3, 4時限; 木曜日 5, 6時限; 金曜日 1, 2時限
開講場所 教養教育校舎3号館

担当教員 福田 知子(教養教育院)

Fukuda, Tomoko

fukuda@ars.mie-u.ac.jp; 059-231-9833

実務経験のある教員 博物館学芸員の経験から、自然観察の方法や、標本作成法などを習得している。これらを応用して授業では、標本作成の実習を行う他、タイプ標本や標本資料一般について、生物多様性研究の基礎となる資料の重要性を考える。また、標本データベース作成・管理の経験から、世界の生物関係のデータベースを使った実習を行い、生物について調べる際に、目的によってどのようなデータベースにアクセスすればよいかなど、今後の生物の学習・研究に活かすための基礎を学ぶ。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 近年、生物多様性の保全が叫ばれているが、生物多様性について具体的にイメージできる人は少ない。今後、生物多様性は、専門家だけではなく一般の人々が知っておくべき問題だと考えられる。[生物多様性」とは生物が多様であることを表し、その概要を知ることは、生物学の基本である。この授業では、「生物多様性」とは何かを知るため、生物がどのように多様化してきたか、人間が生物をどのように認識し、理解し、整理してきたか、生物を知るためにどのような調査・研究が行われてきたかなどについて俯瞰する。また、生物多様性の保全についても考える。
学修の目的 生物の研究は多くの場合、一種~数種の生物に焦点を当てたり、生物の一部を抽出したりすることで進められるが、生物研究の基本にあるのは生物界であり、それらの生物がつくる多様性である。一方、生物多様性の保全が叫ばれる現代において、生物多様性の概念は、今後すべての社会人の持つべき科学リテラシーとして重要である。この授業では、学部・専攻を問わず、すべての受講生が生物多様性が認識されてきた過程を知り、生物多様性という言葉で表されるさまざまな内容を理解できるようになることを学習目的とする。
学修の到達目標 受講生が生物多様性の内容を理解し、生物多様性の保全、といわれた時、実際にどのようなことに気を付けて何を行えばよいのかについて自ら考え、提言できるようになることを到達目標とする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート60%、期末試験40%、計100%。(合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 アンケートやレポートに書かれた感想などに基づき、改善を工夫する
教科書 特になし
参考書 授業中に紹介
オフィスアワー 毎週火曜日・金曜日4時間目終了後,毎週木曜日8時間目終了後、場所:研究室(教養教育院1号館2F209号)
受講要件 野外研修(参加は任意)に参加する場合、学生教育研究災害傷害保険への加入が必要。
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 各学部の生物関連授業
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/
キーワード 生物多様性、分類学、種分化 
Key Word(s) biodiversity, taxonomy, speciation
学修内容 授業予定(順番・内容は変わることがある)。
第1回 生物多様性とは?    
第2回 生物の調べ方  
第3回 生物の名前と学名
第4回 学名のしくみ
第5回 新種をみつけたら?
第6回 生物多様性を把握する
第7回 生物多様性のための資料
第8回 生物発見の歴史
第9回 見えないものを見分ける  
 第10回 生物は変化する
第11回 種はどうやってできたか
第12回 進化の作用
第13回 生物多様性と保全
 第14回 生物多様性情報学
 第15回まとめ                                 授業の他に、以下研修を行う予定(参加は任意。参加には学研災などへの保険加入が必要)。博物館見学(4月25日予定)、野外研修(5月30日、7月5日予定)。
事前・事後学修の内容 参考文献などは授業中に示す。

Copyright (c) Mie University