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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物圏生命化学科・海洋生命分子化学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
海洋生命分子化学教育コース推奨科目
授業科目名 食品代謝化学
しょくひんたいしゃかがく
Food Chemistry on Metabolism
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-3241-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 5, 6時限
生物資源学部で配布する「授業時間割」にて確認すること。 変更等は掲示にて周知しますので、掲示板も確認すること。
開講場所 生物資源学部で配布する「授業時間割」にて確認すること。
変更等は掲示にて周知しますので、掲示板も確認すること。

担当教員 岡﨑 文美 (生物資源学研究科)

OKAZAKI, Fumiyoshi

実務経験のある教員 【教員名】 岡﨑 文美
【実務経験】総合化学企業におけるバイオプロセス研究業務に従事.
【講義内容との関連性】総合化学企業において,微生物による代謝工学および酵素工学による化学製品の新製法研究および新規機能性物質の基礎研究に従事した.これら実務経験より得た知識および技術を活かし,酵素反応を基盤とする生体内の代謝反応の基礎に関する理解を目指すとともに,社会との繋がりを意識した実学的教育を行う.

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要  食品と人間の体の相互作用について理解するためには,食品成分の体内動態,すなわち食品成分の消化と吸収,代謝と代謝物に対する理解が必須である。本講義では,まず代謝過程の基本要素である酵素および一連の酵素反応により形成される代謝経路に関して理解を図る。次いで各種食品成分の吸収,代謝機構ならびに機能性成分の代謝,作用機序に関する知識を習得する。
学修の目的  食品中に含まれる各種成分の生体内における消化,吸収,代謝および作用機序を理解し,機能性食品などの製品開発およびその評価を行うために基盤となる代謝学の知識および考え方を習得することを目的とする。
学修の到達目標  生命の維持に必須である「代謝」の基礎知識を習得するとともに,主要な食品成分の吸収,代謝機構ならびに機能性成分の作用機序を理解する。食品成分の機能評価においては,常に生体内における代謝と代謝型を考慮する必要が有ることを理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
○社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 確認テスト20%, 期末試験80%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 板書およびプロジェクタ,配布資料などによる説明を併用し,理解を促す。講義内容に関する最近のトピックスを紹介し,興味を喚起する。
教科書
参考書 ・栄養代謝学(理工図書,ISBN 978-4-8446-0849-3)
・分子栄養学(講談社,ISBN 978-4-06-155397-2)
・ビジュアルバイオテクノロジー(化学同人,ISBN 978-4-7598-1920-5)
・ヴォート基礎生化学(東京化学同人,ISBN 978-4807909254)
・水圏生化学の基礎(恒星社厚生閣,ISBN 978-4769910701)
・生化学ガイドブック(南江堂,ISBN 978-4524243631)
・代謝ナビゲーション(メディカル・サイエンス・インターナショナル,ISBN 978-4895929004)
オフィスアワー 随時可(メール等で事前連絡のこと。)
場所:生物資源学部 719室(岡崎)
受講要件
予め履修が望ましい科目 細胞生物学,分子生物学,生化学I,生化学II,水産食品衛生学,生理学,食品化学
発展科目 食品安全化学,水産食品化学,脂質化学,海洋天然物化学,海洋生命分子化学実習,マリンフードプロセス実習,生物機能化学,栄養化学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 食品,代謝,酵素,糖質,脂質,アミノ酸,ヌクレオチド,ファイトケミカル,機能性,腸内細菌叢
Key Word(s) food, metabolism, enzyme, carbohydrate, lipid, amino acid, nucleotide, phytochemical, functionality, intestinal bacterial flora
学修内容 1. 代謝の基礎
2. 食物の接種と代謝
3. 消化・吸収と代謝
4. 代謝と酵素
5. 糖質の代謝と働き
6. 脂質の代謝と働き
7. アミノ酸の代謝と働き
8. ビタミンと代謝
9. ミネラルと代謝
10. エネルギー代謝
11. 腸内細菌と代謝
12. 食品代謝成分と遺伝子発現制御
13. 代謝と疾患
14. 遺伝子組換え食品と代謝
15. 代謝のまとめ
事前・事後学修の内容 事前学修:配布資料等を用いた予習を行う.
事後学修:確認テスト,講義ノート・資料に基づく講義内容の復習を行う.

1. 事前:代謝の基礎について用語および概念の理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:代謝の基礎について用語および概念の理解を再確認する【1時間】
2. 事前:食物の接種と代謝について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:食物の接種と代謝について理解を再確認する【1時間】
3. 事前:消化・吸収と代謝について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:消化・吸収と代謝について理解を再確認する【1時間】
4. 事前:代謝と酵素について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:代謝と酵素ついて理解を再確認する【1時間】
5. 事前:糖質の代謝と働きについて理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:糖質の代謝と働きついて理解を再確認する【1時間】
6. 事前:脂質の代謝と働きについて理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:脂質の代謝と働きついて理解を再確認する【1時間】
7. 事前:アミノ酸の代謝と働きについて理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:アミノ酸の代謝と働きついて理解を再確認する【1時間】
8. 事前:ビタミンと代謝について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:ビタミンと代謝ついて理解を再確認する【1時間】
9. 事前:ミネラルと代謝について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:ミネラルと代謝ついて理解を再確認する【1時間】
10. 事前:エネルギー代謝について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:エネルギー代謝ついて理解を再確認する【1時間】
11. 事前:腸内細菌と代謝について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:腸内細菌と代謝ついて理解を再確認する【1時間】
12. 事前:食品代謝成分と遺伝子発現制御について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:食品代謝成分と遺伝子発現制御ついて理解を再確認する【1時間】
13. 事前:代謝と疾患について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:代謝と疾患ついて理解を再確認する【1時間】
14. 事前:遺伝子組換え食品と代謝について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:遺伝子組換え食品と代謝ついて理解を再確認する【1時間】
15. 事前:食品の代謝化学について理解できない箇所を確認する【3時間】
 事後:食品の代謝化学について理解を再確認する【1時間】

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