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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・グローカル資源利用学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 農業経済学
のうぎょうけいざいがく
Agricultural Economics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2331-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 中島亨(生物資源学部)

NAKAJIMA, Toru

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 農業経済学は、わが国および世界の農業・食料に関する需給動向や、国民経済における農業の位置と役割、農業生産に関わる経済理論、農産物市場の特徴と価格形成の仕組み、農業関連団体の特徴と役割、わが国の食料・農業政策の特徴と課題等に関する学問である。本授業は、こうした農業経済学に関する知識を修得した上で、現実の社会で生じている農業経済学上の課題について、実証的に分析・検討するための基礎技術を習得することを目的とする。
学修の目的 ・我が国および世界の農業および食料需給の動向、国民経済における農業の位置と役割、農業生産に関わる経済理論の基礎、農産物市場の特徴と価格形成の仕組み、農業関連団体の特徴と役割、我が国の食料・農業政策の特徴と課題を学習することで、農業経済、農業経営、食品流通について指導できる能力を修得することを目標とする
・農業経済学における代表的かつ古典的な実証分析テーマとその方法についての知識を得る
・農業経済学や生物・農学研究において使用される統計分析手法を理解し、実際にデータを用いて基礎的な統計分析を行うことができるようになる
学修の到達目標 ・農業経済学の主要テーマとその分析枠組についての知識を得る
・農業経済学における古典的な実証分析ができるようになる
・農業経済学および生物・農学研究で応用可能な、データ操作方法や統計分析の基礎に関する知識を得る
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
○幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
○社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出席20%、課題提出50%、期末レポート30%、計100%
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 ・講義とPCを使った演習を組み合わせ、各テーマの理論的概念と実証分析方法を身に付けられるようにする
・具体的な事例やデータを使いながら、実践的に学習する
・Moodle等のLMSを使用し、資料や課題のやりとりを効率化する
・食料・資源経済学Iや国際農業開発学で扱わなかった内容・テーマを重点的に扱う
教科書
参考書 荏開津典生・鈴木宣弘著『農業経済学 第4版』岩波書店, 2015年.
平田昌彦編著/宇田津徹朗・河原聡・榊原啓之著『生物・農学系のための統計学:大学での基礎学修から研究論文まで』朝倉書店, 2017年.
西内啓著『統計学が最強の学問である[実践編]』ダイヤモンド社, 2014年.
オフィスアワー 事前にメールで連絡してください。
研究室:467室
受講要件 毎回PCを持参すること
予め履修が望ましい科目 食料・資源経済学I 国際農業開発学
発展科目 グローカル資源利用学チュートリアル 食料・資源経済学II マーケティング論 社会調査演習
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 農業経済学、ミクロ経済学、食料・農業政策、実証分析、統計学
Key Word(s) Agricultural economics, microeconomics, food and agricultural policies, empirical analysis, statistics
学修内容 1. 経済学と農業的世界
2. 経済発展と農業
3. 食料の需要と供給
4. 農業生産と技術
5. 限られた生産資源と地代
6. 農業の経営組織
7. 担い手の育成と農地政策
8. 農業の市場と農業協同組合
9. 農産物価格形成の特徴と価格政策
10. 農産物貿易と比較生産費説
11. 農業保護政策と需給調整
12. 世界の食料需給と貧困問題
13. 発展途上国の社会経済開発と農業
14. フードシステムとバリューチェーン
15. 農業経済学の実証分析
(実証分析の内容)
- エクセルでデータ入力・操作
- 変数の種類
- データの抽出と集計(ピボットテーブル)
- 記述統計分析、データ分析ツール、ヒストグラム
- クロス集計
- 散布図と相関係数
- 統計的検定とは、相関係数の検定
- 独立性のカイ二乗検定
- 平均値の差の検定(t検定)
- 平均値の差の検定(分散分析)
- データ収集のための調査票作成
- 社会調査の実践
事前・事後学修の内容 授業の課題に真剣に取り組み、間違えた問題は必ず正解できるようにしておくこと。
参考書を活用し、授業内容の理解を深めること。
第1回から第15回までの各回で、上記内容に関する事前学修を2時間、事後学修を2時間とるようにしてください。

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