シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2020 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
資源循環学科・森林資源環境学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
|
選択・必修 | 選択 選択推奨科目(森林コース) |
|
授業科目名 | 治水砂防・森林保全学 | |
ちすいさぼう・しんりんほぜんがく | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Reso-3241-011
|
|
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
|
開講時間 |
木曜日 3, 4時限 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 堤 大三・沼本 晋也 | |
TSUTSUMI, Daizo NUMAMOTO, Shinya |
||
SDGsの目標 |
|
授業の概要 | 流域スケールの砂防は、砂防法でいう「治水上砂防のため」に実施されてきた。その歴史と目的、これまで発生した治水砂防の問題事例(災害、河川環境の破壊など)の紹介、渓流・河道区間での水理学、土砂移動理論、災害の防止・軽減と河川環境保全を両立させるための砂防計画手法などについて講義する。渓流・河道区間での水理学、土砂移動論について理解を深める。また、治水砂防と森林との関係、森林水文と緑のダム問題について理解を深め森林保全の在り方について講義する。 |
---|---|
学修の目的 | 流域において豪雨や地震などにより斜面崩壊、土石流といった大量の土砂が生産された場合、下流の河川区間では大規模な河床上昇が生じ、洪水氾濫が発生する危険がある。一方、砂防施設や貯水ダムなどで流出する土砂の多くを捕捉してしまうと、下流では河床低下が生じ、河川生態系の破壊や取水などの水利用などに支障をきたす。減災と河川環境保全を両立しえる対策を講じるための基礎として、渓流・河道区間での流水の流れ(開水路理論)と土砂移動理論を理解することを目標とする。治水砂防と森林保全の関係、森林水文と緑のダム問題について理解を深める。 |
学修の到達目標 | 流域の保全のために、山地での治山や砂防、森林保全がこれまで果たしてきた役割と砂防計画手法、流域に影響を与える土砂移動現象の理論を理解する。これからの流域保全のための治水砂防および森林保全の課題と対応手法を流域の視点で考察できるようにする。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 毎回のレポート課題の評価により判定する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 配布資料 |
オフィスアワー | 随時 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 多面的機能、はげ山、森林水文、緑のダム、森林整備、土砂移動現象、土砂災害 |
---|---|
Key Word(s) | |
学修内容 | 1. 森林の多面的機能について解説 2. 森林保全:はげ山が多かった時代の山地保全 3. 治山砂防:災害と注力すべき社会インフラ 4. 森林水文1.森林斜面と流出経路 5. 森林水文2.水収支式・水源涵養機能 6. 森林水文3.緑のダムまとめ 7. 森林保全総括.災害に強いい森づくり,水源の森づくり 8. 土砂災害の実態、治山砂防の現状 9. 土砂移動形態の基礎・物理公式 10. 地すべり・崩壊の発生メカニズム 11. 土石流,ハード対策・ソフト対策 12. 治山砂防に関わる最新の地形計測技術 13. 国による大規模土砂災害への対応策 14. 土砂災害の防止・軽減へのソフト対策 15. 総括 |
事前・事後学修の内容 | 1. 森林の多面的機能について解説 2. 森林保全:はげ山が多かった時代の山地保全 3. 治山砂防:災害と注力すべき社会インフラ 4. 森林水文1.森林斜面と流出経路:予習・復習(合計4時間) 5. 森林水文2.水収支式・水源涵養機能:予習・復習(合計4時間) 6. 森林水文3.緑のダムまとめ:予習・復習(合計4時間) 7. 森林保全総括.災害に強いい森づくり,水源の森づくり:予習・復習(合計4時間) 8. 土砂災害の実態、治山砂防の現状:予習・復習(合計4時間) 9. 土砂移動形態の基礎・物理公式:予習・復習(合計4時間) 10. 地すべり・崩壊の発生メカニズム:予習・復習(合計4時間) 11. 土石流,ハード対策・ソフト対策:予習・復習(合計4時間) 12. 治山砂防に関わる最新の地形計測技術:予習・復習(合計4時間) 13. 国による大規模土砂災害への対応策:予習・復習(合計4時間) 14. 土砂災害の防止・軽減へのソフト対策:予習・復習(合計4時間) 15. ここまでの講義全体の総括:予習・復習(合計4時間) |