シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2020 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
|
選択・必修 | 選択 選択推奨科目:水圏P指定科目 |
|
授業科目名 | 海生哺乳動物学 | |
かいせいほにゅうどうぶつがく | ||
Marine Mammalogy | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Mari-3541-002
|
|
開放科目 | 開放科目
他講座の学生の受講可, 他学科の学生の受講可 |
|
開講学期 |
後期 |
|
開講時間 |
月曜日 1時限 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | ○森阪匡通(生物資源学部),吉岡基(生物資源学部) | |
○MORISAKA, Tadamichi, YOSHIOKA, Motoi | ||
SDGsの目標 |
|
授業の概要 | 海生哺乳動物,特に鯨類を中心に,進化,形態,生態,社会,保全といった基礎知識と,人と鯨類との関係性といった発展的な事項について概説する. |
---|---|
学修の目的 | 私たちと同じ哺乳類でありながら水生である海生哺乳動物について学ぶことで,その基礎を知ると同時に,私たち自身についても深く理解する. |
学修の到達目標 | 海生哺乳動物の基礎を知るのみならず,私たち自身を客観視できるようになること.海生哺乳動物をめぐる様々な問題についても客観的に議論できるようになること. |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 期末試験60%,提出物等40%,計100%.(合計が60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 能動的な要素をもっと取り入れ,単調な授業にならないように工夫をする. |
教科書 | 教科書は特に指定せず,講義に関連する資料を講義ごとに配付する. |
参考書 | Whales –Their Biology and Behavior (Hammond P, Heinrich S, Hooker S, and Tyack P,Comstock Publishing Associates) , 鯨類学(村山司編, 東海大学出版会),イルカ概論(粕谷俊雄著, 東京大学出版会) |
オフィスアワー | 随時.619室. |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 生理学,水族繁殖学, 海生哺乳動物学実習(同時期) |
発展科目 | 海生哺乳動物学実習(同時期) |
その他 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 鯨類,イルカ,クジラ,鰭脚類,海牛類,進化,形態,社会,コミュニケーション,生態,心理,保全 |
---|---|
Key Word(s) | Cetacean, Dolphin, Whale, Pinniped, Sirenian, Evolution, Morphology, Society, Communication, Ecology, Psychology, Conservation |
学修内容 | 第1回:はじめに.海生哺乳類とは 第2~4回:海生哺乳類の形態と分布 第5~6回:海生哺乳類の進化 第7~9回:鯨類の生態 第10~11回:鯨類の音と行動 第12回:鯨類の社会 第13回:鯨類の感覚 第14回:海生哺乳類の比較心理 第15回:海生哺乳類と人との関係 第16回:期末試験 |
事前・事後学修の内容 | 海生哺乳類をめぐる様々な問題は日々メディアで報じられている.日頃よりマスメディア(新聞・テレビ・インターネット)などでも関連する記事に興味を持ち,理解し,身近な問題として実感するように心がける. 第1回:はじめに.海生哺乳類とは 海生哺乳類とは何かについて述べる 予習内容:海生哺乳類についてどんな種がいるのかを調べておく(120分) 復習内容:海生哺乳類とは何かを、自分なりに整理しておく(120分) 第2~4回:海生哺乳類の形態と分布 海生哺乳類がどのような形や見た目をしているのか、そしてその分布などについて概説する 予習内容:海生哺乳類についてどんな形をしているものがいるのかを調べておく(各回120分) 復習内容:授業で習った海生哺乳類の分布について、整理して覚えておく(各回120分) 第5~6回:海生哺乳類の進化 海生哺乳類がどのような過程を経て進化してきたのかについて述べる 予習内容:海生哺乳類の祖先がどのような姿だったのかについて調べておく(各回120分) 復習内容:授業で習った海生哺乳類の進化過程について、特に水中適応と分布、食性の観点からまとめなおしておく(各回120分) 第7~9回:鯨類の生態 鯨類の生態について、大きさ、寿命、捕食被食といった観点から解説する 予習内容:一部の鯨類はなぜ大きいのかについて考え、調べておく(各回120分) 復習内容:大きさと寿命、捕食被食の3つの観点から鯨類の生態を捉えなおし、整理しておくこと(各回120分) 第10~11回:鯨類の音と行動 鯨類の発する鳴音および行動について、進化的観点を中心に解説する 予習内容:鯨類の発する鳴音はどのようなものがあるのかを調べておく(各回120分) 復習内容:鯨類の発する鳴音がどのような進化過程を経て生まれたのか、整理しておくこと(各回120分) 第12回:鯨類の社会 鯨類の多様な社会について概説する 予習内容:鯨類の社会とはどんなものがあるのかを調べておく(120分) 復習内容:授業で習った鯨類の社会と私たちの社会を比較して整理しておくこと(120分) 第13回:鯨類の感覚 鯨類のもつ感覚、特に聴覚と視覚について概説する 予習内容:私たちにあり、鯨類は持たない感覚について調べておく(120分) 復習内容:私たちにあり、鯨類は持たない感覚について整理して覚えておく(120分) 第14回:海生哺乳類の比較心理 海棲哺乳類、特に鯨類の比較心理について最新の知見を概説する 予習内容:比較心理学とはどんな学問かを調べておく(120分) 復習内容:海生哺乳類の心理について整理して覚えておく(120分) 第15回:海生哺乳類と人との関係 海生哺乳類に迫りくる脅威と絶滅危惧種の現状を概説する 予習内容:海生哺乳類に迫りくる脅威とはどんなものがあるのかを調べておく(120分) 復習内容:絶滅危惧となっている海生哺乳類の現状を人に伝えられるように整理しておく(120分) 第16回:期末試験 |