シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2020 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
資源循環学科・森林資源環境学教育コース 学部(学士課程) : 2年次 |
|
選択・必修 | 必修 教育コース必修科目 |
|
授業科目名 | 森林流域保全学 | |
しんりんりゅういきほぜんがく | ||
Forest Watershed Conservation | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Reso-2231-003
|
|
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
火曜日 1, 2時限 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 堤大三 | |
TSUTSUMI, Daizo | ||
SDGsの目標 |
|
授業の概要 | 森林は、土地環境、大気環境、水環境などに影響を与え、人間の生活、生存にとってかけがえのない良好な環境を形成する。森林は「緑のダム」と一般的には呼称されるが、大規模な洪水や土砂災害をもたらす山崩れの発生を防止したり、土石流を捕捉することはできないなどの機能的な限界を有する。この講義では、日本における森林荒廃とその修復の歴史、森林荒廃が流域に及ぼす影響、森林域での水・土砂の流出の実態とメカニズム、森林の洪水や山崩れ、土石流などに対する機能的限界などについて解説する。 |
---|---|
学修の目的 | 森林を含む陸域における大気・水・土砂の相互関係、物質・熱循環についての基礎知識を得る。また、日本における森林荒廃とその修復の歴史、森林荒廃が流域に及ぼす影響、森林域での水・土砂の流出の実態とメカニズム、森林の洪水や山崩れ、土石流などに対する機能的限界などについて理解を深めることを目的とする。 |
学修の到達目標 | 森林は、自然環境の構成要素の一つとして、人間の生活、生存に良好な自然環境を形成する多面的な機能をもつ。森林が土地、大気、水の各環境に与える基本的な働きを、森林によるマイナス面も含めて総合的に理解する。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 期末試験100% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 配布プリント |
参考書 | |
オフィスアワー | 随時(森林環境砂防学研究室501号室) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 保全砂防学 |
その他 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 共生環境,森林の多面的・公益的機能,自然環境,土砂災害,洪水災害,緑のダム,森林管理,森林環境保全,流域保全 |
---|---|
Key Word(s) | |
学修内容 | 1.森林資源の特徴,多面的機能,公益的機能,森林の効用 と限界,森林と山地災害、洪水、森林環境保全の考え方 2. 森林機能の階層性,自然災害と森林,自然生態系と都市生態系 3~7.森林の土地環境に及ぼす影響 :日本の森林変遷と禿赭地,天井川の形成史,治山・治水事業, 表面浸食,雨滴侵食,土壌浸透能,根系緊縛力とせん断抵抗力評価、森林と表層崩壊との関係 8~12.森林の水環境に及ぼす影響 :樹冠遮断,蒸発散,浸透能,ホートン流, 直接流出,基底流出,ピーク流量,年流出量,緑のダムの効果と限界,森林と洪水との関係 13~15.森林の熱循環に及ぼす影響:大気・地表における放射・熱収支,森林における蒸発散機能,ヒートアイランド現象 16.定期試験 |
事前・事後学修の内容 | 1.森林資源の特徴,多面的機能,公益的機能,森林の効用 と限界,森林と山地災害、洪水、森林環境保全の考え方 :予習・復習(合計4時間) 2. 森林機能の階層性,自然災害と森林,自然生態系と都市生態系 :予習・復習(合計4時間) 3~7.森林の土地環境に及ぼす影響 :日本の森林変遷と禿赭地,天井川の形成史,治山・治水事業, 表面浸食,雨滴侵食,土壌浸透能,根系緊縛力とせん断抵抗力評価、森林と表層崩壊との関係:予習・復習(各回合計4時間) 8~12.森林の水環境に及ぼす影響 :樹冠遮断,蒸発散,浸透能,ホートン流, 直接流出,基底流出,ピーク流量,年流出量,緑のダムの効果と限界,森林と洪水との関係 :予習・復習(各回合計4時間) 13~15.森林の熱循環に及ぼす影響:大気・地表における放射・熱収支,森林における蒸発散機能,ヒートアイランド現象:予習・復習(各回合計4時間) |