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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
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選択・必修 | 選択必修 教育コース選択必修:水圏P指定科目 選択科目:海洋P指定科目 |
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授業科目名 | 水産飼餌料学 | |
すいさんしじりょうがく | ||
Aquaculture Feed Science | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Mari-2531-008
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開放科目 | 開放科目
他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可 |
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開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 1, 2時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 吉松 隆夫(生物資源学部海洋生物資源学科) | |
YOSHIMATSU Takao | ||
実務経験のある教員 | 担当する吉松隆夫教授は国の研究機関である国立研究開発法人での7年間勤務しており種苗生産,特に飼餌料関連の研究開発や作業の十分な実務経験を有している。これを基に実務的な指導を行う。吉松隆夫:国立研究開発法人水産教育・研究機構増養殖研究所。 | |
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 地球規模の将来的な食糧問題や環境問題の解決を考えてみた場合,海洋などの水圏を利用した水産増養殖の果たすべき役割は年々大きくなってきている。本講義では必修科目の浅海増殖学での講義内容をさらに掘り下げ,種苗生産過程におけるもっとも重要な構成要素である海産ワムシなどの初期餌料生物の培養法と利用法,さらには健苗育成にとり重要な魚類栄養学的知見について,三重大学を初めとする日本の研究者のこれまでの貢献や最新の研究情報を織り交ぜながら講義する。 |
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学修の目的 | 世界的な食糧問題,環境問題と,その解決のための方策を学習し,自らが三重大学生物資源学部で学ぶ意味および意義を再確認,再認識するとともに海洋水産系の大学生としての自覚と誇りを涵養,その責務を自覚する。 |
学修の到達目標 | さまざまな水産生物,とくに有用魚介類の種苗生産に用いられるワムシを初めとする初期餌料生物を多角的見地から総合的に理解し,さらにその培養利用技術を正しく運用・開発してゆく能力が養える。また公務員試験等の農学,水産学分野の専門試験内容に的確に,正しく対応ができるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 期末試験(70%),課題レポート(20%),その他(10%)等 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | パワ-ポイント等のIC視覚教材と板書を併用してノ-トを取らせたり,質問をしたりしながら,講義を聴くだけの単調な内容にならないように注意する。また最新の研究情報を用いるように心がけ,授業内容が陳腐とならないように配慮する。 |
教科書 | 特になし。適宜資料等を配布する。 |
参考書 | 適宜必要に応じて紹介する。 |
オフィスアワー | 月曜日-金曜日17:00-18:00,616号室(予約不要) |
受講要件 | 特になし。 |
予め履修が望ましい科目 | 浅海増殖学,浅海増殖学実習。 |
発展科目 | 特になし |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) 環境教育に関連した科目 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 水産,初期餌料生物,種苗生産,ワムシ,培養,栄養要求 ,水産科教員,水産系公務員 |
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Key Word(s) | Aquaculture, Live foods, Larvi culture, Fish production |
学修内容 | 講義内容,順序は必要に応じて若干の変更がある。 1. 講義の紹介,種苗生産と餌料生物 2. 初期餌料生物の培養と利用(総論) 3. 初期餌料生物の培養と利用(初期餌料生物の探索の歴史) 4. 初期餌料生物の培養と利用(海産ワムシの生物学) 5. 初期餌料生物の培養と利用(海産ワムシの培養法) 6. 初期餌料生物の培養と利用(海産ワムシの給餌法) 7. 初期餌料生物の培養と利用(アルテミアの培養法) 8. 初期餌料生物の培養と利用(ミジンコ類の培養法) 9. 初期餌料生物の培養と利用(微細藻類の培養法) 10. 魚類栄養学(仔稚魚の栄養要求) 11. 魚類栄養学(初期餌料生物の栄養特性) 12. 魚類栄養学(魚類の必須脂肪酸要求) 13. 魚類栄養学(初期餌料生物の栄養強化技術) 14. 魚類栄養学(甲殻類等の栄養要求) 15. 初期餌料生物研究の最前線 16. 定期試験 |
事前・事後学修の内容 | 毎週2時間分の授業準備と講義内容の学習効果向上のための和文,英文の関連科学論文の精読による読解の課題を課す。また毎回の授業に際し,次回の講義までに各自がメモした板書内容や口頭説明事項を見直して配布資料とともに整理し,復習しておくことが望ましい。また講義で興味を持った内容に関する成書や解説書,事業報告書などに自主的にあたり理解を深める努力を求める。将来,水産試験場や研究所など,この分野の研究職,技術職に就職することを考えている人は受講が強く望まれる。また講義受講後も2時間程度の関連文献購読等の事後学習が必要となる。 |